仲間になったんだ ページ10
「あっうまい！まって辛っ、うま…いや辛すぎ…！」
「お前もうちょっと落ち着けよ」
そう言いながらウソップは
僕に水を渡してくれた。
「そんなに辛いのか？」とチョッパー。
チョッパーさんは甘口を選んだようだった。
ウソップは中辛だ、多分。
水を一口飲んでから僕は口を開く。
「辛い…けどうまいよ。
こんなにうまいメシ食ったの
生まれて初めてだ」
そういうとサンジさんが嬉しそうな顔をしていて、
そしてなぜかルフィは自慢げな顔をしていた。
「というか、アンタここにいる全員と
すでに面識があったみたいね」
とナミさんがグラスの結露を
いじりながら言った。
「いや、チョッパーとはここで初めてあったよ。
名前はどっかで聞いた気がするがね…あっうまい…」
僕がカレーを味わっていると
ウソップがこそこそ話しかけてきた。
「おいお前きのこ好きか？」
「別に嫌いな食いもんはないよ」
「ならやる」
そう言いながら、副菜の中にあった
きのこを俺の皿に移した。
「お、いいのか。ありがとう」
貰えるもんはもらっとくのが僕の主義なので
ありがたくいただいた。
「おいルフィ！そもそもなんでソイツは
この船に乗ってんだ？」
ゾロさんが他の誰でもなく、
ただルフィに、そう聞いた。
確かにまだ僕の存在について何の説明もない。
ウソップとナミには
すでに(船室に入る前に)話していたが、
他の船員にはまだである。
「仲間になったんだ」
ルフィがあっけらかんと答えるので
ゾロさんサンジさんチョッパーは
それぞれ声のボリュームは違えど
驚きの声を漏らしていた。
ロビンさんは声は出さなかったけど
少しだけ目を見開いていた。
「んな簡単に……」
ゾロさんは眉間に皺を寄せていた。
「まァルフィの突拍子なさも
今に始まったわけじゃねェだろ？」とウソップ。
ゾロさんは何か考えている顔をして
何も言わなかった。
そして、彼はカレーをおかわりしに行った。
そのあと僕が話したことといえば
船に乗る前、つまり島の中で
船員とそれぞれどんな出会い方をしたのかということだ。
おかげで、僕がロビンさんをナンパしたことも
ゾロさんが町で迷子になったことも
全員にバレてしまった。
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(名前)(プロフ) - っちゃんさん» ありがとうございます！！がんばります！！！ (4月2日 22時) (
レス) id: 137cf07f9f (このIDを非表示/違反報告)
っちゃん - 楽しいです。頑張ってください！ (4月2日 20時) (レス) @page11 id: e208a5b636 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：(名前) | 作成日時：2024年3月27日 10時
