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長鼻の男 ページ3
飯屋では知らねェおっさんと賭け事をして
勝ったので財布の金は減らなかった。
なんならちょっと増えた。
負けたおっさんは機嫌が悪くなって
僕に酒をぶっかけたが、僕の機嫌は良いままだった。
鼻歌を歌いながら歩いていると
鼻の長い男と肩をぶつけた。
さっきのオレンジ頭の女のことを思い出し
自分の財布の安否を確認したが
スられてなどいなかった。
「わるい、ちゃんと前見てなかった」
僕がへらへら笑いながら謝罪すると
「いや、大丈夫だ」
と男はどこか慌てた様子だった。
「おにーさんどうしたの？」
「それがよ…」
緑色の頭をしていて刀を3本持った男を
探していると言う。
「見かけなかったか？」
「いや、知らねェ…」
「そうかー…ぶつかって悪かったな！」
と言って長鼻が去ろうとするので
俺は止める。
「探すの手伝ってやるよ、この町は迷いやすいからな。なあに、僕は生まれてからずっとこの町で生きてきたんだ、庭みたいなもんさ」
僕は本当に気分が良かった。
心に余裕があった。
そういうときは人にも優しくできるものだ。
長鼻は嬉しそうな顔した。
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(名前)(プロフ) - っちゃんさん» ありがとうございます！！がんばります！！！ (4月2日 22時) (
レス) id: 137cf07f9f (このIDを非表示/違反報告)
っちゃん - 楽しいです。頑張ってください！ (4月2日 20時) (レス) @page11 id: e208a5b636 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：(名前) | 作成日時：2024年3月27日 10時
