ページワン 好きだとおもった ページ1
真夜中の散歩にページワンを誘ったのは
Aだった。お互い位も高く多忙なため
暇が重なるのは珍しい。
いつもひとりで散歩をしている彼女が
ページワンを誘ったのはそういう訳があった。
「蝶がいる」
小さな光に群がる虫がいた。
それに指をさしてAはつぶやいたのだ。
「蛾だろ。蝶は夜にとばねェよ」
「うわ、はずかしー」
ケラケラ笑いながら恥ずかしそうに頬をかくAと呆れたように笑うページワン。
彼女らは友人だった。対等の。
彼女らは友人だ。昔から、幼い頃から。
互いに信用していて、きっと綺麗な型にはまる友人。友人ではあるものの、友情以上の感情がそこにはあっただろう。
ページワンはAのことが好きである。
幾分か抜けているAのことが好きである。
確かな強さを持つAのことが好きである。
細かくどこが好きなのかと問われれば、
愛らしい笑い声だって、何かあったとき心配そうな顔で駆け寄ってくるところも、振り返ったときの顔が綺麗で大人びて見えるところだって、大好きだった。
彼女が死んだと耳にしたとき、持っていたグラスを手から逃してしまうくらいに。
ページワンは真夜中の散歩をひとりでしなくてはならなくなったのだ。隣から「この後あいてる？」と聞かれ「一緒に散歩しよう」と誘いを受けることがどれだけ嬉しかったか。
彼女との散歩が好きだった。散歩自体にそれほど価値を感じているわけではない。彼女の趣味に関わること、過ごす時間がページワンにとって手からあふれるほどの宝があったら、それ以上に、大切で価値のあるものはなかったのだ。
一体どうして、対して好きでもない散歩を、ひとりで続けるのか。Aを感じられるから、たったそれだけだ。ニ人で歩いた景色をひとりで見ると胸が抉られるような気持ちになることもあるけれど、なによりそこにある思い出を忘れないようにするのが重要だった。
ひとりで歩くたびページワンはおもったのだ。声には出さずに。出したって受け止めてくれる相手はいないから。
だから好きだとおもった。
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(名前)(プロフ) - マルマインさん» コメントありがとうございます。マリコさんのコメントは返信に悩むところもあり、正直な話、困っていたというのも事実です。それもあってあなたのコメントは私にとってとても嬉しいものでした。ご心配いただきありがとうございます！ (2021年12月29日 20時) (
レス) id: 137cf07f9f (このIDを非表示/違反報告)
マルマイン - (名前)さん» 作者様すみません。マリコさんという人、以前からああいう滅茶苦茶なリクエストを出しては相手の作者様を困らせるというのを何度も繰り返してる人なのでお気をつけ下さい。 (2021年12月29日 14時) (レス) id: b7b0607f35 (このIDを非表示/違反報告)
マルマイン - マリコさん» あなたまたですか…以前から何度も同じ事してますよね。全然違う界隈で滅茶苦茶なリクエストをするのはただの迷惑行為ですよ。何度も注意されてるのに何故やめられないんですか？ (2021年12月29日 14時) (レス) id: b7b0607f35 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - マリコさん» 返信ありがとうございます。私がプリキュアに関しての知識がなかっただけの話です。あなたが悪いわけではありませんし、あまりお気になさらないでください。ご期待に沿うことはできませんが、コメント自体はとても嬉しかったです！ (2021年12月29日 12時) (レス) id: 137cf07f9f (このIDを非表示/違反報告)
マリコ - (名前)さん» すみません余計な事を書いたりしてそしてヒロインがプリキュアに変身すればルフィ達が助かるかな思って書いたです本当にごめんなさい次から気をつけますのでよろしくお願いします。 (2021年12月29日 11時) (レス) id: d96e811aad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：(名前) | 作成日時：2021年12月20日 19時
