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9話 ページ9
ある日の放課後、ぼくは先生を屋上に呼び出した。
正直、屋上に呼び出すなんてドラマとかの見過ぎだよなぁなんて思いながら先生を待っていた。
しばらく待っていると屋上の扉の開く音が聞こえた。
扉の方を向くと先生がこちらに向かってきた。
『先生を呼び出すなんて何事かなAく〜ん』
先生は手を後ろに組み、少し前のめりな体制で笑みを浮かべてきた。
『ぼくは先生が好きです！』
勇気を振り絞りぼくは先生に告白した。
『私と君は教師と生徒なの…付き合う事は出来ないわ』
先生は真剣な表情になり、冷静にそうぼくに言った。
『じゃあなんで額にキスしたんですか？なんであんなにいつも通りに振る舞うんですか…だったら最初からあんな態度取らなきゃいいのに…』
ぼくは先生に思いをぶつけた。
先生は黙っていた。
しばらく沈黙が続いたあと先生は口を開いた。
『ごめんなさい…貴方を困らせるつもりはなかったの…それにやっぱり君とは付き合えない…』
そう言って先生はその場を離れ屋上を後にした。
ぼくはその場に崩れ落ちるように座り込んだ。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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作者名：想夜 | 作成日時：2020年5月22日 0時
