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日常 31 ページ33
ボケーッとしていたら突然手を引かれて、どこかに連れていかれる
「おい！？どこ行く気だ！」
武田「良い場所だ！」
「いやいや、突然すぎだって 待てって！」
武田「黙って走れ！」
コイツ…いつもよりテンションが高い
やはり睡眠不足なせいか…
引かれるまま走って数十分、湖に着いた
初めて来る場所だった
「ｹﾞﾎｯ…せめて速度緩めてくれ…っ」
武田「悪い、この時間の空綺麗だからよ
見せたかったんだ」
ほう…？此奴にもそんな風に思うことあるのか
でも、うん 言われた通り綺麗だ
しかしなぜ俺に見せたかったんだ？
好きな子居ないのか？ 1部の人にモテてるのにな…
武田「どうだ？」
「本当に綺麗だな、驚いた」
武田「………」
綺麗だから写真を撮った
武田に目をやると、黙ったまま俺を見ていた
怖、なんだよ 俺の感想が気に入らなかったか？
武田「A」
「あ、はい なんすか」
武田「…………」
え、マジで怖ぇ なんだよ
武田「やっぱ何もねぇ もう少しここに居ようぜ」
「お、おぉ」
なんかよく分からないけど湖を眺める
こんなところがあったとはな〜…
みやびと別の場所に行ったことはあるけど
武田(情けねぇ… 早く言わねぇと他の奴に取られる、でもコイツ俺のことは…)
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作者名：菜哉 | 作成日時：2022年10月14日 1時
