家康の一目惚れ相手 (ページ31)

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俺の平穏 29 ページ31

体勢を整えると家康が手を離す

「今のはマジで助かった…ありがと…」

家康「俺の目の前で怪我をされても困るからな」

また心臓の動きが激しい
けどこれは階段から落ちそうになったからだろう
そうだろう！

「家康は1人の時何してんの？」

突然何を聞いてるんだ俺はアホか

家康「…さぁな何をしていると思う？」

「こ、答えろと？」

家康「あぁ」

「……トレーニング？」

家康「…フットレーニングか確かにやっているなあとは読書と散歩だ」

「へぇ…」

家康「そうだ…お前暇か？」

「ん…？あ、うん」

家康「なら俺と校内を散歩しないか？外でもいいが」

「俺と？お前が？」

家康「嫌ならいい」

「……やる事ないしいいよ」

家康を観察出来るしな
何に役立つかは分からないけど

家康「なら共に行こう」

嬉しそうな、それでいてどこか楽しそうな笑顔を見せて進みはじめたその後を追うようについて行ってたが「隣に並べ」と言われたのでその通りにした
前から来た武田が驚いた表情を見せた後
すぐに踵を返したアイツ絶対勘違いしたな
後で誤解を解かねば

隣の家康に目をやると心底楽しそうだった