冒険が82 ページ36
「えー…。本日はお日柄もよく…」
「キャーーーッ！！ファーリスさまが来たわよーーー！！」
王様が挨拶をしていた途中に入場してしまい観客の黄色い歓声を浴びながら入場してしまったのでタイミング悪いだろ…っと思ったのは言うまでもない。キョロキョロしていたら
「ファーリスさまー！！」
「キャーーーッ！！かっこいいーー！！！」
と様々な歓声が聞こえ愛されてるなーこの王子と思った。ふと視界にカミュたちが入りそっちをみると手を振ってくれたりしていた。王子の為じゃなくてみんなが応援してくれるから頑張ろうと決めた
「すごい歓声じゃない。さすがは騎士の国の王子さまね」
後ろから声が聞こえ後ろを振り向くと隣の方になぜかウマに乗ったシルビアがいた
「アタシシルビアっていうの。騎士のひとりがケガしちゃって代わりに参加することになったのよ〜。王子さまだからって手加減しないわ。正々堂々勝負しましょうね」
王子ではないが正々堂々勝負しようと思いコクっと頷いた。位置に着くと他にも2人騎士がいてレースの説明が始まった。ざっくり言うと障害を避けて3人を出し抜いて1位を目指すという障害物競走だ。距離は2周、こっちも負ける訳には行かないので覚悟を決めてレースを開始した。
レースは凄かった。最後の最後までシルビアとの一騎打ちのようになったがあと少しというところで負けてしまって幕を下ろした。クタクタになって馬に乗って廊下を歩いているとファーリス王子と合流した
「でかしたぞ！Aさん！相当ウマの扱いになれてるな！あそこまで走れるとは思わなかったよ！」
「そりゃどうも…」
「さあ！代わってくれ！これからみんなの前に出ないといけない！今度はボクがウマに乗る番だ！」
ウマから降り兜を取ると汗で髪は濡れて頬を紅く染めていた。それを見たファーリスは耳まで真っ赤にさせていたがすぐ兜を被って馬に股がった
「キミのおかげで助かったよ。虹色の枝の件はボクがなんとかしよう。それじゃまた後で」
馬を走らせながら会場に行くが凄くイヤイヤそうに乗られたウマはよっぽど嫌だったのだろう。クビをブンブンと振りながらイヤイヤ乗せて行った。俺は王子がいた控え室に人目を避けて戻って元々着ていた服に着替えたかったが直ぐに戻って来る気がしたのでそのまま待っていたら、しばらくしてファーリスが戻ってきた。ちなみにファーリスは表彰され国民から声援を受け取ったらしい
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氷花(プロフ) - こんにちは、この作品はとても面白いです。完結できるように頑張ってください。 (2022年7月28日 6時) (
レス) id: 724789ecd5 (このIDを非表示/違反報告)
リィリ - 更新ありがとうございます。 この話を楽しみに生きています。 これからも更新をお願いします！ (2019年1月15日 16時) (レス) id: 401a5e74b1 (このIDを非表示/違反報告)
ｏ’Ｍ - この作品好きです。更新頑張ってください…！ (2018年4月13日 21時) (レス) id: 04321466c0 (このIDを非表示/違反報告)
K.C(プロフ) - カミュと主人公の絡みが好きです！設定がどストライクなのでこっそり読んで楽しんでます！無理しない程度で頑張ってください(*^^*) (2017年10月15日 8時) (レス) id: 64448003b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラム x他1人 | 作成日時：2017年9月3日 21時
