冒険が77 ページ31
｢レースハウスの入り口は城下町の西側だ。迷わないよう気をつけるんだぞ。それじゃ、ボクはこのへんで失礼するよ。あ、あとキミは個別で話があるからまたボクの部屋にきてくれ｣
そうAに言い残してテントをあとにするファーリス。ちょうどシルビアのショーも終わってしまい俺たちはショーの最初の部分しか見れずに終わった
｢何よアイツ！虹色の枝をダシにしてAを影武者にするとかありえない！｣
テントを出て怒りながら言うベロニカに俺は苦笑いをするしか無かった。幸いテントの中ではまだショーが行われていたので外に出てもほとんど人がいなかった
｢本当ですよ！ショーもほとんど見れませんでしたし！｣
｢…それより、Aに個別で話あるって言ってたけど｣
何やらドス黒いオーラを出しながら言うカミュ
｢さぁ、なんだろな。明日の打ち合わせとかじゃないか？ちょっと行ってくるからみんなは先に宿で休んでてくれ｣
そう言い走ってファーリスの部屋に向かうA
｢…打ち合わせだけならいいんだが｣
心配そうにAを見送りながら言う
｢Aのこと心配なら宿で待っててやりなさいよ。どうせアンタたち同じ部屋なんだから｣
｢…｣
マジかよって顔をしながら3人で宿へ向かい各自部屋に向かい自由に過ごした
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その頃Aはファーリスの部屋にちょうどついていた
｢来たけど、話ってなんだよ｣
少し面倒くさそうに言うAにファーリスは駆け寄ってきて
｢こんな時間に呼び出して済まない。それとさっきは無理なお願いをして悪かったね｣
｢(悪いって自覚はあったのか)｣
｢単刀直入に言うと君に一目惚れしたんだ｣
片膝をついてAの左手を手に取りAを見上げる
｢は？｣
｢こんなボクだがお付き合いして欲しい｣
ファーリスの顔は真剣な眼差しで見ているが
｢無理です｣
と即答で答えた。一瞬カミュの顔が浮かんだのは何故だろうと考えていた。ファーリスは振られたのが嫌だったのかまさかの返事が来たせいなのか怒っているような悲しんでいるような驚いているようなよく分からない表情をさせた。
｢ま、まさか振られるとは…｣
｢(振られない自信はどこから湧いてきたのだろうか…)｣
｢話が終わったのなら帰っていいか？｣
勇気をだして告げた言葉を踏みにじられたように感じたのかAの掴んでいた手を引っ張り唇を奪った
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氷花(プロフ) - こんにちは、この作品はとても面白いです。完結できるように頑張ってください。 (2022年7月28日 6時) (
レス) id: 724789ecd5 (このIDを非表示/違反報告)
リィリ - 更新ありがとうございます。 この話を楽しみに生きています。 これからも更新をお願いします！ (2019年1月15日 16時) (レス) id: 401a5e74b1 (このIDを非表示/違反報告)
ｏ’Ｍ - この作品好きです。更新頑張ってください…！ (2018年4月13日 21時) (レス) id: 04321466c0 (このIDを非表示/違反報告)
K.C(プロフ) - カミュと主人公の絡みが好きです！設定がどストライクなのでこっそり読んで楽しんでます！無理しない程度で頑張ってください(*^^*) (2017年10月15日 8時) (レス) id: 64448003b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラム x他1人 | 作成日時：2017年9月3日 21時
