冒険が66 ページ20
「…いないな」
その頃Aはセーニャとベロニカを探し回っていた
「…ひょっとしたらすれ違いになってベロニカたちも洞窟を見つけてそこに行ったんじゃ…」
そんなことを考えていると雨が止み雲の間から太陽が顔を出した
「…晴れてきたな。見晴らしもよくなったしこれで探しやすくもなった」
「…ん？あの木は…」
少し離れたところにレッドベリーの実がたくさん実った木があった
「多少の腹ごしらえにはなるな」
木の枝を揺すってレッドベリーを地面に落としその実を持っていた袋の中に入れる
「…これくらいあれば大丈夫だろ。さて」
洞窟に戻ろうかすると
グワーッ！！
「？！魔物か！！！」
Aはすぐに構えるが、ガルーダ4体に囲まれてしまった
「よりによって囲まれるとは…！」
攻撃を防ぎながら反撃するが、4体から囲まれているので攻撃は防ぎきれず苦戦する一方だ
「クソッ！！これじゃ、埒が明かない！！」
何とか2体倒したがAの体はボロボロで体の至る所に切り傷や痣が出来ている
「はぁ…はぁ…クソっ」
立っているのがやっとの状態で何とかあと1体にまで倒すことが出来た
「こんな所で…負けてられねぇんだよ！！！」
最後の1体を倒し終わった頃にはもうボロボロで倒れる寸前だった
「はぁ…はぁ…か…てた…」
出血も多かったので膝を着いて倒れようとしたその瞬間
「A！！！」
カミュだ…よか…た…
カミュの姿を見て安心しきったのかそのまま倒れてしまった
「おい、A！！！しっかりしろ！！！」
Aの傷は体中のあちらこちらにあり出血も多かった
「早くセーニャたちの所に！！！ん？」
Aの近くにレッドベリーがいくつか転がってでている袋が落ちていた
「A…目が覚めたら覚悟しとけよ！」
袋を前掛けに引っ掛けてAを背負ってして、セーニャとベロニカが待つ洞窟へと走って戻った
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氷花(プロフ) - こんにちは、この作品はとても面白いです。完結できるように頑張ってください。 (2022年7月28日 6時) (
レス) id: 724789ecd5 (このIDを非表示/違反報告)
リィリ - 更新ありがとうございます。 この話を楽しみに生きています。 これからも更新をお願いします！ (2019年1月15日 16時) (レス) id: 401a5e74b1 (このIDを非表示/違反報告)
ｏ’Ｍ - この作品好きです。更新頑張ってください…！ (2018年4月13日 21時) (レス) id: 04321466c0 (このIDを非表示/違反報告)
K.C(プロフ) - カミュと主人公の絡みが好きです！設定がどストライクなのでこっそり読んで楽しんでます！無理しない程度で頑張ってください(*^^*) (2017年10月15日 8時) (レス) id: 64448003b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラム x他1人 | 作成日時：2017年9月3日 21時
