愛妻家【降谷零】

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｢やぁぁぁぁ！！｣









相当驚いたのか持ち上げかけていた食器がシンクに落ち、皿同士がぶつかって大きな音が部屋に響く









｢だ、だれ……？｣








腰が抜けたのか、Aはへたりこんでしまった







その動きと一緒に僕もしゃがみこむ








Aは小さくなって肩を少し震わせていた









降谷｢俺だよA｣





彼女が耳につけていたイヤホンを取り、声をかける




｢零くん……？｣



降谷｢ああ｣









恐る恐る顔を上げ、ゆっくりと後ろを振り向くA









その瞳にはうっすら涙が溜まっていた









俺を瞳に捉えると、涙目のまま”きっ”と睨んできた









降谷｢すまない、そんなに驚くとは思ってなくてな……｣









内心可愛いと悶えつつ、反省の言葉を口にする









｢ばかぁ！めっちゃびっくりしたんだから｣











勢い良く俺に抱きつき、肩口で頭をぐりぐりと擦り付ける









降谷｢ごめんて｣


｢ん、許してしんぜよう｣


降谷｢光栄にございます｣









涙が引っ込んだAと少しの茶番









こんなひと時がとてつもなく幸せに感じる









(だがしかし、そなたに罰を与える)


(なんでござりましょう)


(……もう少しこのまま私を抱きしめていなさい)


(……仰せのままに)







しばらく抱きしめあった降谷夫妻であったとさ









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キャラ崩壊が凄まじい気がする

個人的に降谷さんの一人称は僕だと思ってるけど、俺だったらどうしようと思ってる今日この頃

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