お手伝いさん日記帳【BTS】

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「あっ、ジミンさん…」







ナムジュンさんが

嬉しそうにスキップをしながら

部屋に帰っていくのを見届けた後、



思い出したジミンさんの要求








「荷物置いて、ジミンさんにコーヒー…」







あの柔らかい含みのある笑みで

お願いされたのを思い出した



思い出しただけでゾッとする……





早くしないと怒られるっ…









「いっそげ…いっそげ…」






早々と足を動かして

荷物を運んだ後、




階段を急いで下る









「ジミンさん、すみません、今から作ります！」

JM「あ、やっと来た」







キッチンに直行して

ジミンさんにコーヒーを作る







げっ、ジミンさんこっち見てる





リビングではしゃぐ皆さん

健気でいいけど、

ジミンさんの圧が健気じゃない


全く、色気しかない




きっと色気の生まれ変わりだ


そうに違いない







JM「まだかなぁ」

「ひっ、」






机に突っ伏したまま僕を見つめるその瞳



ほんとに、計算高い…




早くしろと言わんばかりの表情に、

わざとらしい大きな声




すみません、急ぎます…









「お、お待たせいたしました…」

JM「ん、やっとだ」

「すみません、ちょっとナムジュンさんの手伝いに…」

JM「まぁいいよ、時間は経っても味は同じでしょ？」

「あぁ、まぁ…はい、」






え？怒られてる





無駄に"時間は経っても…"を強調してくる


まさに、まあ遅かったけど味は美味いからいいや、みたいな、感じ…




言い返したくっても、

働かせていただいてるのは僕の方で、

彼らみたいにお金持ちじゃなくて、

借金まみれのお手伝いさんだ



刃向かえるほどの身分じゃないってこと







しょうがないんだけどね









これでも

立派な大人だし、我慢はしないと









JN「ユンギヤ！それヒョンのお菓子だろ？！」

YG「別にいいだろ、ただのお菓子なんだし」

JN「やぁ！！酷いなユンギ？！」





いつもの如く、

ユンギさんの冷たい態度にカッとなるソクジンさん



もう、長男ふたりが大人気ない…





そう思って彼らを止めるのは僕のお仕事







「ソクジンさん、買ってきますから。ユンギさんも人のはダメですよ」

JN「買ってきてくれるなら、いいけど……ﾓｺﾞﾓｺﾞ」

「何ですか？」

JN「な、ななな何でもないです…」

YG「ふはっ笑」

「ユンギさん？」

YG「すまん」





ほんとに大人気ない…






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