𓏸𓏸しないと出られない部屋【iris】 (ページ14)

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女からハグしないと出られない部屋《️🦁》ページ14

『はぁ……』

悠「はよおいで〜w」

数分前

『ふぁあ……あ、悠佑先輩！お久しぶりです！』

悠「ん、久しぶり！また会えて嬉しいわ！」

学校でいくらでも会えるじゃないですか……！
まぁファンから刺されるけど……

『今回のお題、簡単なやつだったらいいですね〜』

悠「そーやな！」

バサッ

あ、紙落ちてきた

『え〜っと……"女からハグしないと出られない部屋"…………』

悠「え、まじ!?」

なぜか目を輝かせている先輩。
こっちはまっったく嬉しくないんだけどなぁ？

『ただ僕が恥ずかしいだけじゃないですか……』

悠「おれが得するからええやん！な？……どうせやらんと出られへんし、やるしかないわ！」

もおぉお……

そして今に至る。

余裕そうに両腕を広げている先輩。この前と随分立場が逆転した気がする……(キスしないと出られない部屋《️🦁》参照)

『うぅ……い、いきますよ…？』

恥ずかしいけどいくしかない……

悠「はーい」

ぎゅっ

先輩も優しく抱きしめ返してくれる。

どっかのピンク頭も悠佑先輩見習ってくれないかな〜、

あ、めっちゃ筋肉すごい。

『先輩、筋肉かっこいいですね！見たことないけど！』

悠「ん、そうか？普段鍛えとるからな」

え!?高校生で!?

『す、すごいですね……。』

悠(え、引かれとる？なんで!?)

『……てか、悠佑先輩もいい匂いですね……。ないこ先輩も香水のいい香りがしてました！……やっぱイケメンは匂いまでいいのか……』

悠「は？ないこ？」

先輩の声が少し低くなる。

『は、はい。前に閉じ込められてて……』

悠「へ〜…」

何故か少し寂しそうな返事。

『……先輩、どうしましたか？』

もっと強く抱きしめる。

悠「!?……ちょ、ちょっと強すぎちゃうか…？」

顔を少しずらせば、真っ赤な耳が髪の間からのぞいていた。

『……その可愛さ無自覚ですか…？すんごく可愛いんですけど……』

そりゃあモテるわな……

「俺はかっこいいって思ってもらいたいんやけどな…」

『ん？何か言いました？』

悠「…いや、なんも」

『？』