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威尊side
京ちゃんも匠海も中々戻ってこなくて
これ京ちゃんやばいんちゃう？って思った
威「キム、多分京ちゃん調子悪くて時間かかりそうだからスタッフさんに伝えといてもらってもいい？
匠海も行ってるんだけど一応俺も様子みてくる」
柾「ありがと、よろしく なんかあったら連絡して」
キムに一言伝えて、自分が着てきたパーカーと京ちゃんの飲み物を持ってトイレに向かった
匠「辛いなな、大丈夫、大丈夫」
匠海の焦る声と京ちゃんの苦しそうな声で状況把握は一瞬でできた
威「京ちゃん大丈夫ー？一回水のもっか」
パーカー肩にかけて顔色を伺う
トイレ見る限り多分吐けてはなくて、朝ごはん食べてるかもわからんし出すものないのかなって思った
ペットボトル渡したら少し躊躇ったけど、一口飲んでくれた
京「っえ、おぇっ、、げほっ、」
水が刺激になったのか少しずつだけど戻し始めて、
戻し始めたら今度は止まらなくて
涙目になりながら吐き続ける京ちゃんは見てるこっちが辛くなるくらいだった
京「匠海、威尊、ごめん」
匠「大丈夫、気にすんな」
威「一旦落ち着いた？体冷えちゃうし部屋戻ろっか」
京ちゃんが弱々しく頷いたから匠海と両側から支えてゆっくり歩き始める
ほんとはおんぶするよって匠海が行ったけど絶対嫌ってお断りされたから
部屋までもう少しってとこで雄大に会った
雄「あっ、京介大丈夫かー？今日レッスン中断になったからそのまま車行っちゃっていいよーだって
荷物は持ってるから」
雄大が話しながら京ちゃんの頭を撫でる
そしたら、京ちゃんから大粒の涙が溢れて
色々考えちゃうところあるんだろうなって
上手く声をかけることはできなかったからパーカーのフード被せてあげて、そのまま車に向かった
帰り道酔っちゃうかなって心配してたけど、俺の隣座ってすぐに寝ちゃった京ちゃん
顔色はそこまで良くないし、心地良さそうに寝てるって感じはしないけど寝られるだけ良かった
ゆっくり休んで早く元気になってね
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作者名：なと | 作成日時：2024年2月2日 0時
