服従する実況者【男主】 (ページ1)

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#1　多くは語りませんがページ1

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2015/9/30 15:03投稿
自己紹介と抱負

＜動画情報＞
再生回数 121,731
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マイリスト数 3,182

動画説明(sm○○○○○○○○)
私が老けてしまう前に何か記念として残したい、ということで巷で話題の「ニコニコ動画」に動画をアップロードをさせていただきました。皆でニコニコできるような動画を目指して精進いたします。

＜タグ＞
・実況者・執事・自己紹介
・伝説の始まり・奇跡のイケボ
・仰せのままに・寧ろ我らが仰せのままに

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「…ふぅ、」

男はため息をついてマウスをクリックする。

男はどこかやりきった表情で買ったばかりのMacの画面を眺めていた。

先日、会社で打ち上げとして居酒屋で酒を飲んでいた。

そんな酒の勢いもあり、ゲームで負けてしまった男は罰ゲームをなんでも受けるというハメになってしまった。

もちろん素面だとそんな地獄のようなことは承諾しないだろう。

だからこそ、同僚たちは面白がって普段は絶対にしないことを罰ゲームとした。

それが、｢動画サイトに動画をアップする｣という内容だった。

動画の内容はどうでもいい。但し、男本人の声が入っていることを条件とした。

その結果が、この動画である。

古くからの友人に相談をしたところ、

｢ゲーム実況をしてみれば？｣

との助言。

曰く、その友人もゲーム実況者らしく楽しんでやれるから、だそう。

それならいいか、と男は了承してゲーム実況者として活動することになったのだ。

まずは自己紹介をしなければならない、と思い撮ったのがこの動画。

友人に助けを貰いながら作ったキャラ設定。〈執事〉というまるで視聴者をご主人様のように扱う男。
本当の自分はこんなに優男ではない、だなんて不満を漏らしながらも男はそのキャラを務めた。

動画の始めは｢お帰りなさいませ｣
動画の終わりは｢行ってらっしゃいませ｣

このワードを必ず言うように心がける、と書かれた付箋が貼られたMac。

基本的に動画はニコニコ動画へアップをする。
YouTubeへは後々、という方針を掲げた。

馬鹿らしい、なんて思いながらもどこかワクワクと楽しみにしている自分がいた。

そんな自分に対して溜息をつき、男は手元にあった氷結のプルタブを開けぐいっと喉に流し込んだ。