SWORDに愛されすぎてます 2

78 ページ28

そして…コブラ。



こちらを優しく見守るように見ているコブラ。



恥ずかしくて琥珀さんに視線を向けてしまう。



琥珀「…なんだ」



A「幸せ」



琥珀「ああ。俺もだ。娘が嫁に行く気分だ」



A「せめて妹にしてよ」



小声で話していると、あっという間にコブラの目の前についた。



琥珀「コブラ」



コブラ「…はい」



琥珀「Aの事、幸せにしろよ」



コブラ「…はい、もちろんっす」



それだけ言うと、琥珀さんは優しく、私をコブラに引き渡し、席に戻って行った。



金髪の強面。


だけど顔はすごく整ってて綺麗。


仲間思いで誰よりも熱い。


猪木さんマジリスペクトでコブラとか呼ばれてて。


クールだけど実は面白い一面も持ってて。


誰よりも私のことを思ってくれる。



今も、私の手をスッと引き、丁寧に、壊れ物を触れるように指輪を左手薬指にはめてくれる。



この人が、私のたった一人の旦那様。



神父「では、誓いのキスを…」



神父さんがそう言うと、ゆっくりベールを持ち上げ、私の肩に手を乗せる。



A「コブラ…愛してる」



コブラ「俺も…愛してる」



優しい触れるだけのくちづけ。



とても幸せな気持ちになるくちづけ。



きっと、一生忘れることはないでしょう。



A「ﾌﾌｯ…」



コブラ「ん」



私はずっと、この人についていくよ。



何があっても、この人を1番近くで支えていくよ。


　 END

あとがき→←77

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す