. 202話 林間合宿20 ページ25
Aside
《神崎さん、定かじゃないけど貴方が狙われてる!すぐ施設に戻って!決して1人にならないように!》
マンダレイのテレパスが脳に響きながらも走る足は止めない。
ヴィランが現れたというなら狙われてる私はすぐに施設に戻るべきだ。万が一ここで攫われでもしたら雄英が非難されるなんてことは分かりきってる。
ここまで来たけど1度引き返して、施設に向かおう。
＿なんてこと、出来るわけ無いだろ。
皆が安全地として向かう場所にわざわざ敵を誘き寄せるなんて馬鹿な真似できない。
今私がすべきなのは、さっきから全く動きを見せない生徒の安全確保と、敵と応戦してる生徒の援護。
聴覚を限界まで捻り上げて酷使し続けていたからか、耳からヌルりと血が垂れてきた。そろそろ使い物にならない。
昼の訓練の疲弊とガスの作用で通常通りには立ち回れない。体力も心許ない。だからこそ、
自分の出来ることを、最大限に＿＿
**
なんだか焦げ臭い匂いがするけどガスのせいで鼻が馬鹿になってる。いや、それより
気配が近い。ここまで来れば誰かは判断が着く。問題は、私がどれだけ持たせれるかどうか。
『＿耳郎、葉隠…』
耳｢…神、崎…?なん…で、｣
木に寄りかかって項垂れている耳郎の横には弱々しく呼吸する葉隠が倒れていた。肩を叩くと小さく声を漏らす。
『喋らなくていい、ここはガスが濃い。出来る範囲でいいから息止めて』
私の言葉に耳郎がこくりと頷く。
『肩貸すから辛いだろうけど少し歩いて。ここから離れる』
話しながら片手で葉隠を担いで耳郎の肩に腕を回す。とりあえず今は一刻も早く2人をガスの届かない所に連れていかないと。
**
緑谷side
洸汰くんを相澤先生に預け、マンダレイに報告するため広場に向かう。
先の戦闘で腕はもう使い物にならない。けど、夜襲に来たヴィランが全員このレベルなら皆が危ない。
何より、神崎さんが恐らくまだ森の中にいる。彼女はそういう人だ、狙われてるのも承知で助けに行く。
広場についてマンダレイの姿を視界に捉える。彼女に振り被ろうとしていたヴィランの武器を勢いのまま蹴り砕く。
緑｢マンダレイ!洸汰くん無事です!｣
マ｢君…!｣
緑｢相澤先生から伝言が!!テレパスで伝えて!!｣
相(あの言い草は完全に生徒がターゲット…ならやむを得んだろう、生存率の話だ。自衛の術を＿
後で処分受けんのは、俺だけでいい)
緑｢A組B組総員、プロヒーローイレイザーヘッドの名に於いて先頭を許可する!｣
こんな訳も分からんままやられるなよ、卵ども
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レイ(プロフ) - あおさん» コメントありがとうございます!落ちはほんとに迷走してます💦かっちゃん、轟くんはもちろん夢主的には緑谷くんを好きになりそうだと思ったり。荼毘もありかも、とか…もしかしたら複数のルートを作るかもしれないです。。 (2023年5月3日 20時) (
レス) id: 4d64a1450f (このIDを非表示/違反報告)
あお - いつも楽しく読ませてもらってます❗️落ちが誰になるのか楽しみです‼️更新頑張ってください(^^) (2023年5月3日 20時) (レス) @page39 id: e91ba3f295 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - あめみやさん» ありがとうございます!コメント励みになります(T-T) (2023年4月30日 13時) (レス) id: 4d64a1450f (このIDを非表示/違反報告)
あめみや(プロフ) - 更新頑張ってください！！ (2023年4月30日 9時) (レス) @page35 id: a179dcb416 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - HARUさん» 1話だけ更新出来ました、!コメント嬉しいですありがとうございます😆 (2023年4月29日 18時) (レス) id: 4d64a1450f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レイ | 作成日時：2023年3月8日 18時
