. 189話 【麗日お茶子】7 ページ12
麗｢…カレー,一緒に作って食べない?｣
『…え?』
麗日の唐突な誘いに間の抜けた声が漏れる。いきなり何のつもり?…いや、裏があるってわけじゃ無いだろうけど。
麗｢ごめん、困らせてるのは分かってる。
でもさ!いつも皆で一緒に壁を乗り越えてきたのにAちゃんだけがこういう時居ないの…やだよ…!｣
八｢…私も同じです。ただ、Aさんのお身体がそういった物を受け付けないのだというのなら、…すぐに撤回いたします。
…余計なお世話なのは分かりきっています。
ずっと気掛かりでした。
Aさんは強い…だからこそ色々な物を一人で背負い込んで
このままではいつか必ず身体を壊してしまう、それが心配なんです…｣
『…私は…』
何て言えばいいの。
そもそも何で私の事でそんなに悩むの?どうしてそんなに苦しそうな顔をするの?
『…受け付けない、とかそういうのでは無くて。上手く言えないけど、ずっとこうで…』
ここまで言わせて、謝らせて。断れるわけもなく折れたのは私の方だった。
私はあなた達にそんな顔して欲しくない。
『…っ分かったから…行くから。
…そんな顔、しないで』
そう言った瞬間2人は見合わせて笑顔を咲かせた。丁寧に私にお礼まで言って。
(…
…私が行くって言っただけで
そんなに嬉しそうにしないでよ)
*
八百万と麗日に連れられて若干引っ張られながら歩いていくと、既に準備に取り掛かっていた生徒たちと一斉に目が合う。
｢｢…!!｣｣
『……』
瀬｢…おー神崎ちょうどいい時に!こっち火つけてくれ!｣
『!…今行く』
彼らの反応で、流石に分かってしまった。
私がこの場に居ることで、皆が驚いた顔をしていたり、若干嬉しそうにしていたり。
自分の自惚れでは無いということが嫌でも理解させられた。
私が見ていなかっただけで、ずっと周りに気を遣わせていた事に気が付いた。
考えれば分かる事だった。人を助けるためとヒーローを目指す彼らは、無条件に人を心配するような優しい人達だから。
緑｢神崎さん包丁上手い…!!｣
上｢ほんとに家で自炊してねぇの?｣
『…してないけど、一通りは出来るようにしてある』
葉｢一通りて!かっこいいやAちゃん｣
瀬｢出たよハイスペック…｣
瀬呂は溜め息を着きながらも、笑ってそう言った。
周りからの生暖かいが眼差しが気になったけれど、この穏やかな時間は居心地が良くて、思っていたよりずっと悪い気分はしなかった。
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レイ(プロフ) - あおさん» コメントありがとうございます!落ちはほんとに迷走してます💦かっちゃん、轟くんはもちろん夢主的には緑谷くんを好きになりそうだと思ったり。荼毘もありかも、とか…もしかしたら複数のルートを作るかもしれないです。。 (2023年5月3日 20時) (
レス) id: 4d64a1450f (このIDを非表示/違反報告)
あお - いつも楽しく読ませてもらってます❗️落ちが誰になるのか楽しみです‼️更新頑張ってください(^^) (2023年5月3日 20時) (レス) @page39 id: e91ba3f295 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - あめみやさん» ありがとうございます!コメント励みになります(T-T) (2023年4月30日 13時) (レス) id: 4d64a1450f (このIDを非表示/違反報告)
あめみや(プロフ) - 更新頑張ってください！！ (2023年4月30日 9時) (レス) @page35 id: a179dcb416 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - HARUさん» 1話だけ更新出来ました、!コメント嬉しいですありがとうございます😆 (2023年4月29日 18時) (レス) id: 4d64a1450f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レイ | 作成日時：2023年3月8日 18時
