. 145話 職場体験9 ページ14
轟side -保須総合病院-
路地裏での闘いを終え、神崎を抜く俺たち3人は病院で過ごしていた。
＿＿資格未取得者である俺たちがヒーロー殺しに個性で危害を与えたこと、これは規則違反であった。
本来なら処分を受けるはずだが、真実を公表せずエンデヴァーを功労者に擁立することで違反は握り潰せる。
これが、保須警察署の署長からの話だった。
***
-午後2時-
緑｢神崎さん、大丈夫かな…｣
緑谷が小さな声でそう呟く。それでも静かな病室でははっきり聞こえた。
轟『…怪我、治ったんじゃねぇのか?』
緑｢治ってたとは思うけど、よく分からないんだ。…神崎さんは個性について何も教えてくれないから｣
轟『………』
最後に見た神崎の姿が思い出される。目は固く閉じられていて、生きているかも分からない。そんな姿だった。
ﾋﾟｯ
飯｢轟くん?何をしてるんだい?｣
轟『電話してみる。聞いた方が早いだろ』
緑｢え,神崎さんと連絡先交換してたの!?｣
轟『クラスラインから今追加した』
緑｢……な、なるほど｣
ﾋﾟｯ
数コールの後、電話が繋がる音がする。
この時、少しだけ緊張していた。
A《……もしもし》
電話が繋がってから少しして、神崎の細い声が聞こえてきた。心做しか、いつもより掠れている。何だか寝起きみたいな
轟『俺だ。…悪い、起こしちまったか?』
A《少し前に起きてた。…何かあったの?》
少し前って…今は昼過ぎだ。回復の個性、かなり身体に負担が掛かってるんじゃないか?
轟『いや、そういう訳じゃねぇんだが
…身体の具合はどうだ?』
A《……何ともないけど。
あんた達こそ大丈夫なの?》
轟『何とかな。
俺は今日で、2人は明日退院だと』
それから署長からの話も掻い摘んで説明した。神崎は興味無さげな反応をしていたが。
轟『＿あぁ。じゃあまた明日な』
ﾋﾟｯ
緑・飯｢……｣
轟『……?どうかしたか?』
2人が俺を見て固まっていた。不思議に思って首を傾げる。
緑｢…轟くんって、神崎さんと仲良いね｣
轟『そうか?…普通だと思うが』
緑｢自覚無し!?…あぁでも、何だろう…
2人は仲が良いって言うより
君と神崎さんは何だが、“対等”って感じがするな｣
緑谷の思わぬ発言に目を見開く。
そうで在りたいと願っていた自分がいたから。
あいつが俺をどう思ってるのかは、分かるはずもない。けど
(あいつが…そう思っててくれたら＿＿)
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すずのあい(プロフ) - 凄く面白くて、一気見しました！キャラの性格とかぶれてなくて本当によむのがたのしいです！続きもとても楽しみにしてます。 (10月2日 16時) (
レス) id: be9f71b85f (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - メジロさん» ありがとうございます!!デザイン本当に苦手なので感激です!更新頑張ります️🔥💪 (2023年4月23日 21時) (レス) id: 4d64a1450f (このIDを非表示/違反報告)
メジロ(プロフ) - 夢絵があるのて始めてすき！！と思えました ヒロインコスチューム可愛いすきです ❤︎ ̫❤︎ (2023年4月19日 18時) (レス) @page46 id: e9d0f0e8d8 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - お化け👻さん» デザインは頭の中で出来上がっているので描いてみます!試験控えているので2週間後くらいになりますが(> <)💦 (2023年2月12日 22時) (レス) id: 4d64a1450f (このIDを非表示/違反報告)
お化け👻 - 夢主さんのヒーローコスチュームが見たいです (2023年2月12日 12時) (レス) @page32 id: 10a0cbfaa2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レイ | 作成日時：2023年1月1日 23時
