.８８話 各々の胸に ページ45
八百万 side
芦「ヤオモモ…！良かった無事で！」
八『……え、…ええ』
いない。どこを見渡しても、彼女の姿が見つからない。
切島さん達と一緒に先生達が集まっていたゲートまで来た。聞けば私達が最後だったらしい。しかし、Aさん、轟さん、そして緑谷さんの姿も見当たらない。
塚「15…16…17…。両手重症の彼とさっきの子を除いて…ほぼ全員無事か。
とりあえず生徒らは教室に戻ってもらおう。すぐに事情聴取ってわけにもいかんだろう。」
八『…さっき？…あの、Aさんは…？』
この場に居ないのは緑谷さん、轟さん、そしてAさん。"彼"ではなく"子"と言った。さっきの子と言うのがAさんを指していることぐらい分かってる。そして自分の言葉で強張った生徒達の表情。それでも信じられなかった。信じたくなかった。そんな希望は虚しく打ち砕かれる。
塚「…あぁ、君は今来たから知らないのか。
…彼女は全身の大火傷を負った。…個性が特殊だから、リカバリーガールの判断を仰ぐことになったんだが…
リ"取り敢えず応急処置は終わったよ。轟がこの子をこっちに来るまで冷してくれたお陰で火傷の方は何とかなりそうなんだけどね…問題は『内』だ。骨や筋肉が体内で破裂したように損傷を負ってる。生憎…あたしは神崎の個性上治癒してやれない。だから、この子が自分で回復するのを待つしかないさね"
…だそうだ。」
『「…ｯｯ!!!」』
八『…そ…そんなｯ…どうしてｯ…』
どういうこと…何故、治癒が出来ないの。
彼女が死んでしまうかも知れないという不安が一気に募り全身から血の気が引くのを感じた。顔は真っ青に染まっているだろう。
普段冷静沈着な八百万でさえも取り乱す姿は生徒達の不安をさらに掻き立てた。
爆「…彼奴は怪我を負ってからも暫くは動けてた。死ぬこたぁねぇはずだ」
一体何が起きたのか、どうしてこんなことになってしまったのか。爆豪さんや切島さんは知っているのかもしれない。けれどこれ以上は聞ける空気でない。怪我人はAさんだけではないから。
蛙「………」
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レイ(プロフ) - コメントありがとうございます！夏休みが終わったらまた更新を停止すると思いますが、それまでは続編に移行するので是非お付き合いくださいませ(*^^*) (2022年8月6日 13時) (
レス) id: 4d64a1450f (このIDを非表示/違反報告)
イレイス - 戻ってきてくれて嬉しいです！たまたま見てたら見覚えがあったので見てみたらまさかの私のお気に入りの小説だったのでとてもびっくりしました！勉強お疲れ様です！ (2022年8月5日 20時) (レス) @page50 id: a3782054c4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 爆豪落ちを期待しています(´｡✪ω✪｡ ` ) (2022年7月27日 17時) (レス) id: da308acd1e (このIDを非表示/違反報告)
ゼロラク - すごく面白いです!続きがすごく楽しみです (2022年6月26日 11時) (レス) @page41 id: 3be08e9739 (このIDを非表示/違反報告)
かわあい - 今日見始めた者ですがはまってしまいました..だから消すのだけはやめてほしいです！勉強頑張ってください！応援してます！ (2022年6月26日 0時) (レス) @page41 id: 173f9610a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レイ | 作成日時：2022年3月7日 20時
