.７５話 敵襲来�� ページ31
緑谷side
緑『…………く、そｯ……』
峰「……緑谷…」
悔しい。今すぐにでも神崎さんの元へ行って僕も戦いたい。それができたらどんなにいいか。
神崎さんがヴィラン達を掃討してくれたお陰で僕らは一戦も交えることなくここまで来れた。だけどいくら敵の姿が見えないからといってこんな開けた道を通るのは危険だと判断し、ひとまず建物の影にはいった。
相澤先生がヴィランに潰されるのを見て初めて、死の恐怖を感じた。怖いってもんじゃない。そんな僕だからこそ、あそこにいたら死ぬって全神経が言ってるのが分かる。
神崎さんの判断力や、決断力、戦闘力、その他諸々"尋常じゃない"ほど高すぎる。
だけど＿
あれがオールマイトをも倒せる算段だったわけで。いくら彼女が強いと言っても敵うのだろうか。彼女は死んでしまわないだろうか。
このまま何もしないで隠れてるなんてことはしたくなくて、建物の影から少し顔を出す。そこから見えたのは、
緑『…あっつ…！……青い、炎……？！』
蛙「きっとレイちゃんの個性ね。
本当に不思議な子だわ…個性をいくつも持ってるなんて」
顔を出した瞬間、顔面が熱風にさらされた。
脳味噌のヴィランが蒼い炎に包まれて燃えている。
神崎さんの姿は見えないが、何か…威圧的なオーラのようなものを感じる。
緑『…すご…』
峰「嘘だろあいつ…強すぎだろぉ！
あのまま倒せるんじゃね？！」
けれどその希望は突如絶望へと変わる。
脳無を捕らえていた炎が移動したかと思えば突如として消え、次に見えたのは倒れている
神崎さんだった。
峰「……今…、何が起きたんだ…？」
蛙「………ｯ私達を散りばめたヴィランが…炎をレイちゃんの方へワープさせたんだわ…」
緑『…うそ…だろ』
目の前に広がるのは神崎さんの周りをヴィラン達が囲むように立っている絶望的な光景。
手だらけの敵が何やら喋った後、再び脳無が動き出す。
脳無が彼女を踏み潰そうとしていることなど一目瞭然だった。
気付けば走っていた。何か出来るわけでもない。でも、ここで動かなかったら＿
僕が憧れたのは、恐怖で仲間を見捨てるようなヒーローじゃなかった。どんな状況でも笑顔で人を助ける、そんな格好いいヒーローだ。
理由なんて後付けでしかないけれど。僕はただ、君を助けなきゃと思ったんだ。
緑『触るなああーー！！
SMASSH!!!!』
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レイ(プロフ) - コメントありがとうございます！夏休みが終わったらまた更新を停止すると思いますが、それまでは続編に移行するので是非お付き合いくださいませ(*^^*) (2022年8月6日 13時) (
レス) id: 4d64a1450f (このIDを非表示/違反報告)
イレイス - 戻ってきてくれて嬉しいです！たまたま見てたら見覚えがあったので見てみたらまさかの私のお気に入りの小説だったのでとてもびっくりしました！勉強お疲れ様です！ (2022年8月5日 20時) (レス) @page50 id: a3782054c4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 爆豪落ちを期待しています(´｡✪ω✪｡ ` ) (2022年7月27日 17時) (レス) id: da308acd1e (このIDを非表示/違反報告)
ゼロラク - すごく面白いです!続きがすごく楽しみです (2022年6月26日 11時) (レス) @page41 id: 3be08e9739 (このIDを非表示/違反報告)
かわあい - 今日見始めた者ですがはまってしまいました..だから消すのだけはやめてほしいです！勉強頑張ってください！応援してます！ (2022年6月26日 0時) (レス) @page41 id: 173f9610a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レイ | 作成日時：2022年3月7日 20時
