.５６話 昼休み�� ページ12
Aside
４限目の授業が終わり昼休憩の時間となった。周りには教室で雑談を楽しんでいる生徒がいる。
お腹空いたし屋上行ってさっさと食べよ。
そう思って席を立った。
瀬「神崎さーん、食堂行くんなら一緒に食わねぇ？」
『…？行かないけど。昼ご飯買ってきたから』
瀬「あれ、そなの？
昨日あったレジ袋、机に掛かってなかったからさ。今日は食堂行くんかと思ったわ」
『……………あ』
瀬「忘れたんかい。気づいてなかったのかよ」
返事の代わりに溜め息をついた。手を額に置いて今朝のことを思い出す。
家を出て電車に乗って、歩いて校門まで来てマスコミに捕まって教室に来て…
普通にコンビニ行ってないじゃんか
瀬「ぶっ…はっはは
神崎ってさ、しっかりしてるけど抜けてるとこもあんだな。
で、食堂行かねぇ？」
『…いや、私は＿』
切「おーい瀬呂ー！早く行こーぜ」
瀬「おう！あー…あいつらもいるけど」
そう言って瀬呂は親指でドアの方向を指す。そこには赤髪と黄髪と爆豪頭の姿があった。冗談でも交ざりたくない。
『私はいい。…でも、誘ってくれて…ありがと』
そう言って教室から出る。結局は食堂に行くしかないけど。
この学校内にコンビニでもあれば楽なんだけどな。バリアフリーにお金かけるのも大事だけど、私的にはそっちにお金をかけて欲しい。
＊＊＊
瀬呂side
神崎が教室を出たのを見てから後ろのドアで俺を待ってる奴らのところへ行った。
切「神崎となに話してたんだ？」
瀬「一緒に食わねぇかって」
切「へぇ、瀬呂って神崎と仲良いよな」
瀬「…どうなんだろうな」
神崎と何度か話して分かった。あいつは1人が好きなわけではない。
話しかけられても嫌な顔はしないし、ましてや無視は絶対にしない。そして
"馴れ合いをするためにここに来たんじゃない"
あの時のあいつ、元々表情が固いから分かりにくいけど何となく辛そうな顔だった。
まるで本心じゃないけど無理やり自分に言い聞かせてる、そんな感じだった。
何で、俺らとの間に線を引くのだろうか
『…誘ってくれて…ありがと』
そう言った神崎の顔は相変わらず無表情だったが声は普段より幾分か柔らかかった。
目の前には切島と上鳴が歩いていてその頭にチョップを喰らわせる。
切「っは！?え？！瀬呂？？」
上「何すんだよいきなり…！痛くねぇけど!」
瀬「…どこが冷てぇヤツなんだよ」
切・上「…？」
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レイ(プロフ) - コメントありがとうございます！夏休みが終わったらまた更新を停止すると思いますが、それまでは続編に移行するので是非お付き合いくださいませ(*^^*) (2022年8月6日 13時) (
レス) id: 4d64a1450f (このIDを非表示/違反報告)
イレイス - 戻ってきてくれて嬉しいです！たまたま見てたら見覚えがあったので見てみたらまさかの私のお気に入りの小説だったのでとてもびっくりしました！勉強お疲れ様です！ (2022年8月5日 20時) (レス) @page50 id: a3782054c4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 爆豪落ちを期待しています(´｡✪ω✪｡ ` ) (2022年7月27日 17時) (レス) id: da308acd1e (このIDを非表示/違反報告)
ゼロラク - すごく面白いです!続きがすごく楽しみです (2022年6月26日 11時) (レス) @page41 id: 3be08e9739 (このIDを非表示/違反報告)
かわあい - 今日見始めた者ですがはまってしまいました..だから消すのだけはやめてほしいです！勉強頑張ってください！応援してます！ (2022年6月26日 0時) (レス) @page41 id: 173f9610a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レイ | 作成日時：2022年3月7日 20時
