高校での再会 2 ページ8
その不良女との対面は割とすぐだった。
「うぉ、すごい美形」
すごく眠たくて、屋上でサボってたら今朝の
女が俺の寝顔を覗き込んでいた。赤い瞳の茶髪の女…
"ニカ「かえでちゃん!」"
あの子の姿がよぎる…でも、こんな乱暴な女が
可愛くて勇敢なニカちゃんのはずが無い…俺は女の
腕をグッと握りしめて…
流「おい、誰だ。俺の眠りを妨げやがって…」
「っ………
人に名前を聞く前に、まず自分から名乗るべき
だと思わないの?」
女は俺の手を振り払って腕を組む、なんって乱暴な奴…
"ニカ「人に名前を聞く前に、自分から名乗ったら?」"
流「流川……流川楓だ…てめーも名乗れ」
その女は「むっかつく…」と口元を歪ませながら、
「ん?流川??」と…首を傾げていた。なんだ、コロコロ
表情を変えて……俺が女みたいな名前だと思ってんのか?
「1年7組…二科京子」
ふん、と鼻をならして女は名乗った。なんだこの女、
二科…はて、どっかで聞いた名だ…でも、
他の女達なら……
「ご、ごめんねっ// 流川くん」
「あっ、起こしちゃったよね!!ごめん!!///////// 」
なんてすぐ謝るのに…この女ときたら…
京子「屋上で寝ようとしたら、アンタがいたの…
はぁ、もういいわ…下で寝るから」
なんて、ヤケクソに言って降りようとしたので…
俺は女の腕を掴んだ。。
京子「なっ!ちょっと!!」
流「俺の眠りを妨げた責任を取りやがれ、このドアホウ」
京子「あっ!ちょっと…コラッ!!」
女を無理やり座らせて太腿の上に頭を乗せてやった。
こういうのは恋人同士がやるって聞いたけど、そんなの
どうでもよかった。ただ眠りを妨げたコイツに責任が
あるととった俺の行動。
でもなんとなく、コイツからはあの子と同じ匂いがした…
京子「……なんなんだよコイツ…」
おまけに、低く透き通った声が子守唄がわりになって
さらに眠たくなる。。俺はそのまま眠りについた。
二科京子の印象は「不思議な女」…不思議と
一緒にいて落ち着く女だった。あの子と、ニカちゃんと
同じで………
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シルビア★姉貴 - もし良ければ…合作しませんか!? (2月21日 21時) (レス) @page27 id: b720108b83 (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ(プロフ) - 初コメ失礼します!お話めちゃくちゃ面白くて読んでて本当に楽しいです🥹💓次の更新日まで楽しみに待ってます💓 (1月15日 12時) (レス) @page18 id: c2bcbcc7a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赤星 | 作成日時:2023年12月27日 13時