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裏番と柔道男 ページ22

あれから、京子は完全に「湘北高校の裏番」と
いうレッテルを貼られた。


「ちゅーす!二科さん!!」
「本日もお勤めご苦労様です!!」
「二科さん!お茶です!!」



学校中のツッパリ達が京子を慕うようになった。




「「「だっははははは!!!!!」」」



京子「……//////////////////」



いつものようにワル仲間で集まっていると、早速
3馬鹿がその話題を持ってきたので京子は机に突っ伏して
呻き声をあげた。

 笑っている男達は後に鉄拳を喰らう羽目になるのだが、


 それと、また京子に新たなる悩みが生まれた…それは




 ガラガラガラッッッ!!!






「二科京子はこのクラスかぁ?」



突然教室の扉を開けたのは青みがかった髪を
リーゼントに仕立てた下睫毛の長い男…



水「あ!」


花「!! お、お前は、柔道男!!」



3年の青田龍彦だった。彼は柔道部で京子とナツミの
タイマンを見学していたらしく、後に京子に目をつける
ようになる。しかも、、



花「な、なに!?あの女がお前の妹!?」


水「え!あの空手部の女が!?」



 ナツミ…の苗字は青田で、本名を『青田夏実』という
らしい。そんなこと京子にとってはどうでもよかった。
彩子を傷つけたのに変わらないのだから…






 青田は京子の席の前にやってきて、、



「どうだ二科。お前も柔道部に入らんか?
お前のその腕を喧嘩だけで済ませるのはもったいない…
ぜひ、この俺と一緒に柔道部を……ぐえっ!?」



 青田が長々と話しているのにも関わらず、京子は
ドスゥッ!と青田の腹に蹴りを入れた。京子は青田を引きずり、
廊下に出す。そして……





京子「しつこい……何度目だよ 、柔道野郎」



 

 ピシャアンッッ!!と戸を閉め、自分の席に戻る。
彼女の額の青筋をみて花道と軍団はゴクリと息を
呑んだ。また一つ、京子に対しての恐怖心を覚えた
5人でもあった。





花道-軍団「「「「「(京子、こえぇ…。)」」」」」

 
 



京子「ふぅ……あ、彩子さんと宮城先輩」


花「ぬ?あ、ほんとだ!」




 一方で、グラウンドでは2年生が体育の授業で
サッカーをするみたいだ。彩子は窓側に座っている
京子を見つけ、彼女に手を振っていた。



京子「腕は、大丈夫みたいね…よかった」



笑顔で右腕を振る彩子に京子は微笑んで手を振りかえす。

ボスザル→←ジェントルな女



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シルビア★姉貴 - もし良ければ…合作しませんか!? (2月21日 21時) (レス) @page27 id: b720108b83 (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ(プロフ) - 初コメ失礼します!お話めちゃくちゃ面白くて読んでて本当に楽しいです🥹💓次の更新日まで楽しみに待ってます💓 (1月15日 12時) (レス) @page18 id: c2bcbcc7a7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:赤星 | 作成日時:2023年12月27日 13時

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