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決着 ページ20

怠慢が始まって、もう1時間が経とうとしていた。
京子は相変わらず無傷。

 
「つえぇ…」
「二科さんってこんなに強かったのか?」
「確かナツミって中学空手全国ベスト8だろ?
それ相手にここまでって……」



花「ふん、県ベスト8でも所詮中学レベルだろ」


洋「確かに…それだけで京子をやろうとしても
 条件が足らないな」


三「え、どういうことだよそれ…」


 
 水戸曰く、京子は中学の頃は花道以上に暴れてたらしく
神奈川じゃ彼女のことを知らない不良達はいなかった。。
京子は喧嘩をふっかける方じゃないが、売られた喧嘩を
買う主義で中学卒業前には他県のレディースを3つほど
ぶっ潰したとか、、



宮「れ、レディースを…?」

三「ぶっ潰した?」

流「みっつ……」




口をぽかんとあけるバスケ部3人を横目に、花道と軍団は
うんうん…と頷いた。


水「まさに、来るもの拒まず…だったよなぁ」

高「あー、マブい女の子達がバッタバッタ倒れるところ
 は見るに耐えられんかったけどなぁ〜」



 男達は京子とナツミの試合…タイマンを再び見る。
バコッッ!バキッッ!!という鈍い音が道場に響く。



京子「ふっ!」


ナ「うぐっ!」


京子「ッシ!!」


ナ「ぐぇっ!」


京子「オラッ!!」


ナ「ゔぁッッ!」





「そ、それまで!それまでっ!!」




そして、勝負はついた。何度かナツミのリベンジを
混ぜた延長戦だったが、全く歯が立たず…京子は倒れた
ナツミを見るも、さっさと道場を後にした。


流「二科…」


京子「………終わったよ、流川」



ふっ…とした表情はいつもの京子だと流川を安心させた。
これで彼女は誰とも喧嘩をしない…俺との約束を優先して
くれるだろう、と。

 流川のファンの女子達は、そんな2人を見つめて言葉を
失っていた。


「流川くんが〜…」
「私たちの王子が〜」


などと小言が聞こえるけど、流川には一切耳に入らない。
ただ京子の無事を確認してるだけだった。


京子「ちょ、みすぎ流川/////// 」


流「どこか怪我してねーか確認だ」



それにしてもだ…と京子は恥ずかしくなって微動だに
しなかった。

ジェントルな女→←無傷



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シルビア★姉貴 - もし良ければ…合作しませんか!? (2月21日 21時) (レス) @page27 id: b720108b83 (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ(プロフ) - 初コメ失礼します!お話めちゃくちゃ面白くて読んでて本当に楽しいです🥹💓次の更新日まで楽しみに待ってます💓 (1月15日 12時) (レス) @page18 id: c2bcbcc7a7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:赤星 | 作成日時:2023年12月27日 13時

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