これで最後だから ページ17
ナツミという同い年の空手部の子が
アタシの目の前にまたやってきた。でも、
同じ相手に２度やられるアタシじゃない。
だからと言って、流川ともう喧嘩は２度と
しないって約束したから…それをすぐに破る訳
にもいかず………
「なんだなんだ…」
「えっ、二科さんと…だれ？」
「喧嘩かぁ？」
やばい、人がどんどん出てきちゃった。
あ、あれバスケ部の人たちも…どうしよ…
京子「あ、やべぇ…めっちゃ見られてる。
ほら、あんたも大事にしたくなかったら…
さっさと教室帰んなよ」
ナ「っ！！舐めやがって…この男に媚びてばかりの
ビ●チ女！！！」
その言葉に…アタシは少しカチンときてしまった…
京子「なんだとテメェこら……((彩「ストップ!」 ……！？」
すると、アタシとそのナツミの間に彩子さんが
割り込んできた。仲介？役として？？
彩「ま、まぁまぁまぁ！！ほら、女の子同士が
喧嘩しないの！ね？ほら、アンタも…みんな見てる
から……」
彩子さんがナツミにそう言う…でも、
彼女の怒りがそれで治るわけがなく、しまいには…
ナ「うっさいのよ！邪魔すんなｯｯ！！」
ナツミは、彩子さんの華奢な肩を掴んで壁に
向かって放った。鈍い音と共に彩子の声が廊下に
こだました。
彩「ｷｬｯ！！」
流「！！」
京子「彩子さん！」
ナツミが力強く投げ飛ばしたせいか、彩子さんは
右肩を抑えている。アタシは彩子さんの右肩の裾を
めくった。
京子「あっ…」
彼女の右肩は青くなっていた。壁に当たったのが
響いたのだろう…ナツミはフンと鼻を鳴らしてまた
偉そうに仁王立ちしている。
「どうしたのよ二科…さっさとかかってこいよ」
京子「あ？」
冗談じゃねぇぞ、このクソ女……もう許さん。
普通、関係のない人を巻き込むのか？
アタシは右手をｺｷｯ…と鳴らした。
京子「流川……彩子さんを保健室に」
流「っ…でもおめー…」
京子「いいから、連れていきな…アタシはこの女を
叩きのめさないと気が済まないの」
流「っ…」
彩「京子！！」
京子「ごめん、彩子さん…流川…」
流川には悪いが…これはアタシとこの女の問題だから…
京子「これで最後にするから…」
アタシはナツミを睨んだ。
不良の血が騒ぐ…こうなったらとことん相手してやる…
京子「おい、表でろ……相手してやんよ」
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シルビア★姉貴 - もし良ければ…合作しませんか！？ (2月21日 21時) (
レス) @page27 id: b720108b83 (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ(プロフ) - 初コメ失礼します！お話めちゃくちゃ面白くて読んでて本当に楽しいです🥹💓次の更新日まで楽しみに待ってます💓 (1月15日 12時) (レス) @page18 id: c2bcbcc7a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤星 | 作成日時：2023年12月27日 13時
