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ボコボコ ページ16

「二科京子!!」


京子「…………あんた」



アタシの目の前に現れたその女は…昨日
アタシをボコボコに殴りやがったあの巨体女だった。
名前は…たしか「ナツミ」??
青い髪に白いカチューシャをつけて、下睫毛が長く、
中々の美人だった。
 なんか、、誰かに……似てる??


 流川がこの子の顔を見てまた眉間に皺を寄せた。



流「てめー、昨日の…」


京子「流川」


流「っ……」


 
 バスケ部の練習場の前で…タイミング悪く出てきたこの女。
でもそれ関係なく、流川がこの子に手を出すことなんてやっ
ちゃいけないのだ。



流「でも、コイツは」


京子「大丈夫よ、あんたが手を出すことじゃない」


流「二科」


京子「大丈夫、アタシも喧嘩はしないから」



流川の両手を握る。彼はアタシが喧嘩をするのが
嫌だから、その約束を守らないと…また彼がいらぬ
心配をしてしまう。バスケに支障が出てしまう……

 とりあえず、1人仁王立ちで立っているこの女に、
帰っていただかないとね…



京子「昨日言ったはずだけど、アタシは流川と
 何もないから…」



 そのナツミという女はフンと鼻を鳴らし、
アタシの胸ぐらを掴んでまたアタシに殴りかかって
きた。でも……



 パシッッ……


 
「っ!?」



京子「おっとぉ…同じ手は食わないよ?」



その女の拳を掴む。アタシの手から逃れようとしてる
けど、無駄だ。アタシの握力は女子の平均以上はあるから。



「はなせ!!離せ!!」


京子「ほい」


「ぎゃっ!」



アタシがパッと手を離すと、女は転んでしまった。
スカートが短いからか白が見えたけど、あえて言わない。



「このっ!昨日みたいにボコボコにされたいわけ!?」


京子「いや、されたくない
 というか昨日のあんたの鉄拳…傷はついたけど
 別に痛くはなかった。」


「っっ〜〜〜ッッ!!」


 ナツミってこの女はギリギリと歯軋りをしてアタシ
をみる。 ていうかこいつも空手部なんだからアタシに
構ってないで早く練習いけばいいのに……


 

これで最後だから→←飽きないわ



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シルビア★姉貴 - もし良ければ…合作しませんか!? (2月21日 21時) (レス) @page27 id: b720108b83 (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ(プロフ) - 初コメ失礼します!お話めちゃくちゃ面白くて読んでて本当に楽しいです🥹💓次の更新日まで楽しみに待ってます💓 (1月15日 12時) (レス) @page18 id: c2bcbcc7a7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:赤星 | 作成日時:2023年12月27日 13時

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