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たった1人の… ページ13

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流「それがお前がニカちゃんってわかった理由…」


京子「そう……成程ね」



 アタシは、流川の話を全て聞き終わった後、
疑問に思ったことがひとつあった。
 


京子「ちょっと待て…アタシが完全に『ニカちゃん』
 だってわかった瞬間って、まさか」



流「??




 

 ………『きたねーつら』………かな??」







いやぁ!すっげーー嫌な覚えられ方ァァァァ!///////////////


 

流「?? どうした、頭抱えて…」


京子「いや、なんでもない。ほんとに…


  ………へっ…………へぶしゅッッ!」



アタシが盛大なくしゃみをすると、流川は
ビクッと芽を見開いた。さっきの女達に引き裂かれた
制服の隙間から風が通って……



流「!!」


京子「っ……あー、制服こんなに破かれたから…
まだ冷えるってのに…」



ったくあいつら…今度会ったらタダじゃ済まさん…
特にあのナツミとかいう女は…と思ったら、流川がアタシの
肩に学ランをかけてくれた。



京子「………ぉ、ありがとう」


流「ん…」



 さりげなく肩に学ランをかけると言う行動も…
ちゃんと起こせるのね、偉いよ流川……と思った。



京子「でもさ、なんでそこまでわかってたんならアタシに
 直接言わないのよ…いったら思い出せたかもしれないし、
 こんな事態にならなかったじゃない」


流「言っても……お前の口から知らないって言葉を聞くのが
 怖かった。」


京子「あー、そりゃ簡単に思い出せないかもしれない
 けど……」



流「………ニカちゃんは…俺のたった1人の友達だったから」



京子「……………」




流川はアタシの方をじっと見つめてる。
いきなりいなくなったアタシも、悪いけど…理由は
言えない。この線を越えたら結構深刻になるから…

 でも流川のこの顔……



流「(ニカちゃん、ニカちゃんニカちゃんニカcha……)」


京子「…………((汗」




話さなくても…いいかな…うん。



 とりあえず、この一連の会話が終わってドッと疲れた。



京子「(タバコすいてぇ……)」

指切り→←流川の確信 2



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シルビア★姉貴 - もし良ければ…合作しませんか!? (2月21日 21時) (レス) @page27 id: b720108b83 (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ(プロフ) - 初コメ失礼します!お話めちゃくちゃ面白くて読んでて本当に楽しいです🥹💓次の更新日まで楽しみに待ってます💓 (1月15日 12時) (レス) @page18 id: c2bcbcc7a7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:赤星 | 作成日時:2023年12月27日 13時

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