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公園の思い出 1 ページ2

流川楓…6歳。物心つく前からいじめをうけてた。



 主に、、、女の子から………



「アンタずにのりすぎなのよ!トシユキくんに
好かれてるからって!!いーきになんないでよ!!」


流「……………」


「男のくせに髪が伸びてて変!!」

「もうこんなやつほっといてあっちいこ!」

「トシユキくんもだけど、マサルくんも
コイツのこと……」



鏡を見た。原因は俺の"顔"のことである………



確かに俺は女みたいな顔立ちだった。
長いまつ毛に長い髪、大きな目……幼稚園の男たちなんて
最初俺を見たら顔を赤くしてた。。何故か。。。

 そして、挙げ句の果てに女に恨みを買われて……
いじめられて帰ってくる。でも、そんなことどうでもよくて



流「(バスケしてぇ…)」


なんて思って天を仰いでいた。






 家にはバスケゴールがないから、近くの公園で
基礎練習をするのが俺の日課になっていた。そこでまた……


流「っ!!」


「こっちくんな!」


 いきなり肩を押された。。持ってたバスケットボールは
ころころ転がってブランコの方に……

 推した女は幼稚園のクラスの子で偶然会ってしまった。
トシユキくんに片思いしてた女の子だった。


「アンタなんかどっかいっちゃえ!!」


流「っ!……〜っ!」


いままでどうでも良かったのが…急に視界が緩んで
しまって、俺はとうとう立ち上がれなくなってた。


「ちょっとコイツ泣いてんだけど!」

「ウケル〜!」

「泣くくらいならどっかいけ!」


つくづく自分の顔を憎む……なんで俺だけこんなふうに
生まれちゃったんだろ。もっとお前らが言うようなトシユキくんとかマサルくんと同じような男らしい顔に生まれたかった。

 地面に這いつくばって下を見てると、誰かが俺の
ところにやってきた。



「このボール、アンタの??」



流「…………!」




 そこに1人の女の子が立っていた。

俺のバスケットボールを持って、ショートカットが
よく似合う、茶髪の女の子だった。その子は俺の
目線に合わせてしゃがんで聞いてきた。


「アンタの?これ…」


流「っ……ウン」


「そっか」



その赤い瞳を輝かせてボールを渡してきた女の子は
立ち上がって3人の女たちを見渡し……



「きたねーつらが3つある…」



と、悪魔のように呟いた。

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シルビア★姉貴 - もし良ければ…合作しませんか!? (2月21日 21時) (レス) @page27 id: b720108b83 (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ(プロフ) - 初コメ失礼します!お話めちゃくちゃ面白くて読んでて本当に楽しいです🥹💓次の更新日まで楽しみに待ってます💓 (1月15日 12時) (レス) @page18 id: c2bcbcc7a7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:赤星 | 作成日時:2023年12月27日 13時

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