桜木軍団の紅一点は、バスケットマンたちに迫られています。2 (ページ7)

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微笑みの裏側ページ7

体育準備室から京子が入ってきた。
アイツ、ドアの取ってを壊してきやがったのか？
いや、ちげぇ…今はそれどこじゃない。

宮「ﾊｯ……京子！こっちにくるんじゃねぇ！！」

京子は俺たちの様子を一目見た時、顔面蒼白に
なった。特に、花道を見た時は冷静さを欠いたのか、
こっちに走ってきた。

宮「馬鹿！くるな！！」

案の定、京子は花道をやった鉄男に腕を掴まれて
しまった。だから言ったのに、、

　流石に女相手に殴ることはしないだろう…とは
いえねぇ……鉄男は京子の顔を覗くなり

鉄「良い女だな、そろそろ男は飽きてきた頃だ
女、お前が相手しろ」

彩「京子！！」

宮「やめろっ！テメェ！！」

鉄男や三井達が京子に近づいたその時…だ。

　ﾍﾞｷｨｨｨｨｯｯ！！！！！

宮「！！」

　鈍い音が体育館中に響いた。。
俺は目を疑った。いや、俺だけじゃねぇ…他の不良どもも。

　なんとあの強え男が、宙を待って頭から落ちて
倒れたんだ。。あの一瞬で何が……？

三「鉄男！！」

竜「！？」

宮「.………！！京子！」

京子は無事だった。少し右足を上げている。
アイツが鉄男を蹴り上げたんだ……

　
「ﾌｩ…」と息を整えて体制を整えて三井率いる不良達を
見据えていた。もう、それは獲物を捉える獅子のように…

三「な、なんだこの女！！」

「あの鉄男さんを！！」

　その中で1人、堀田さんが汗水垂らして…

堀「みっちゃん！気をつけろ…この女は！！

　ｷﾞｬｯ！！！」

京子「ｯｯ」

堀田さんが何か喋ってるのを隙に京子は顔面に向けて
飛び蹴りを喰らわせた。ﾄﾞｷﾞｬｯ！！というまた痛々しい
音が響き、堀田さんが倒れた。

三「なっ！おい徳男！！」

鉄男と徳男…共に脳震盪を起こしたのか倒れたままだ。

　京子の目はまだ鋭さを失わず、ついに言葉を発したと
思ったら…

京子「残り、4人……
　汚ねぇ面した野郎がこんなに新鮮な体育館に揃ってる」

ｺﾞｷｯ…と指を鳴らす京子、本気で怒ってる。
三井は負けじと京子を睨み、罵声をあげる。

三「！！…なんだとこのクソ女！！」

宮「京子っ…やめ…」

京子「宮城さん……待ってて、すぐ終わらせますね」

京子は俺の頬に触れ、柔らかくそう言った。
それはもう穏やかに……。