桜木軍団の紅一点は、バスケットマンたちに迫られています。2 (ページ43)

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デマページ43

京子「……………」

流「………………」

なんで、こうなった？

京子「あの、流川ｻﾝ」

流「なに？」

京子「なんで、移動する度に手を繋いで
　歩く必要あるの？」

流「オメーを監視するためだ」

　監視…多分この男はアタシが喧嘩をしないように
こうしてくっつき虫のように隣を歩いてるんだろう。
でも、それはアタシも迷惑する…なにより

「おい、流川と二科が手を繋いで歩いてる！！」

「あの2人ってそんな関係だったんか？」

「こりゃBIGカップル誕生じゃない？」

「いや〜ん！流川くんが〜！！」

　周りの皆さんのこの反応……特に流川のファンの
女の子たちはめっっっちゃアタシを睨んでる。

京子「……流川、お願い放して、ね？
　もう喧嘩しないから…」

流「嘘だ」

京子「しないって、だから…放してほしい」

流「駄目」

この男のこの頑固なとこ…どうにかしなきゃ…
当分このままだぞこれ…

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その頃、バスケ部問題児軍団が流川と京子を
目にした時の反応が……

花「おい…なんだアレ！」

宮「お〜、流川と京子。って…あいつら手なんて
　つないどる！」

三「なっ！なにｨ！？((ｶﾞｰﾝｯ」

花道は額に青筋を浮かべ、宮城は面白そうに眺め、
三井は顔を青くして教材をﾊﾞｻﾊﾞｻｯと落とした。

　その日は2人のことが学校中の噂になった。

　「流川と京子が付き合っている」
　
いや「二科が流川をたぶらかしている」、

　いやいや「流川と二科は本当は幼馴染…」

などとデマが広がった。

　京子は額に手を当てて「はぁぁぁぁ……」と、
深く溜息を吐いた。して、この行動を1人の男が
見つけた時は2人を観察するように見つめていた。

「………………」

　