弱すぎなんだから ページ41
高畑戦も無事突破した俺たち湘北
高校バスケ部…桜木のやつはまた5ファールで
退場したが、あいつもあいつなりに頑張ってたな。
でも、京子のやつ結局来れなかったな…
三「………俺の、せいだよな」
またあいつを危険に晒してしまって…
俺今度こそ嫌われそうで怖えよ…いや、
あいつは元々俺のこと嫌いだったしな…
なんて考え込んでたら、、
京子「ミッチー先輩」
三「！！」
京子が控えの扉の前に立っていた。少し切り傷
やら擦り傷を負っているけど、凄くピンピンして
いる。どうやら勝ったみたいだな…竜たちに
三「京子…おまえ」
京子「試合気になって…洋平たちにあとは任せて
きちゃった、勝ったんですね」
三「あぁ…おかげさまで」
少し首を傾けて笑う京子…でも少し残念そうに
して「見たかったなぁ」と呟く。寂しそうに眉を
傾けた時には俺の胸がキュッと締め付けられた。
三「京子…すまねぇ！俺、またお前を危険な目に
合わせるようなことして！！」
京子「ん？」
三「いや、その…お前怪我してるし…腕とか…」
京子「あー…でも、こんなのいつもより軽いし」
三「いつも！？」
京子「うん、いつも」
こいつはあれ以上に激しい喧嘩をしているのか…
もっと大事にしろよ、せっかく女の子なんだし……
京子「それより、ミッチー先輩こそ無茶しすぎ、
ただでさえ喧嘩弱すぎなんだからあんなとこ飛び出し
たらだめじゃん」
三「よわっ……すぎぃ………」
京子の発言に俺はズンｯｯと肩を落としてしまった。
確かに、不良やってた時も鉄男達の後ろにいたから…
実際、京子のワンパン一撃で倒れた男だし…
京子はおれの両腕を掴み、ｸｲｯと握る。
京子「でも、無事でよかった…」
三「……っっ//////////// 」
京子の、時々見せるこういうカオに俺は胸が高鳴る。
この前仲直りした時もそうだった…なんでだ？
三「京子…////// 」
京子「でも、喧嘩に突っ込んだことはアタシ許して
ないから…この大事な時に、喧嘩沙汰なんて起こし
て迷惑かけたらどうするつもりだったのよ」
そこから、京子の説教が10分くらい始まった。
どうやら桜木と宮城も過去に京子に怒られたみたいだ。
怖かったけど、これが京子なりの優しさなんだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 54人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユウキ(プロフ) - 血糊ならどれだけいいかとか… (2月25日 6時) (
レス) @page10 id: 65fe56d996 (このIDを非表示/違反報告)
シルビア★姉貴 - 牧さん・神さん・信長との絡みがみたいです…。 (12月16日 11時) (レス) id: b720108b83 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：赤星 | 作成日時：2023年12月15日 21時
