桜木軍団の紅一点は、バスケットマンたちに迫られています。2 (ページ5)

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流血ページ5

それから、三井率いる不良達の襲撃が
エスカレートした。流川は頭に大量の出血を負い、
口頭で三井を説得しようとしたヤスも…やられてしまった。

　あの赤のタンクトップのロン毛野郎…鉄男といったか。
アイツは次々と部員を殴って行った。。

宮「やめろっ！他は関係ねぇだろ！！
　手を出すんじゃねぇ！！」

　
　ついには角田も潮崎も殴られ、
扉とカーテンを閉める羽目に…

　ついには、彩ちゃんにも手を出そうとした…
堪忍袋の尾が切れた俺は鉄男に殴りかかる。

　花道も三井にモップで殴られ、頭に大量の血を流した。
だが、花道は強い…傷をつけられてもすぐに三井を殴り
返す。

　対して俺は、鉄男にやられてしまった…

花「りょう…！！っっ

……眼鏡くん！みんな下がってろ！！あぶねぇぞ」

　花道そいつは強えぞ…気をつけろ。

　そして、鉄男はﾆﾀｧ…と隙をついて花道に蹴りを
入れようとするが…ｶﾞｼｯｯ！と止められた。

花「馬鹿め、もう読めたんだ。
　テメェが卑怯もんだってことはな！！」

だが、額から流れる血のせいで、花道は視界を
失った。その隙をついて、鉄男は花道に殴りかかる。

宮「花道！！」

花「ぐっ！！」

ついには、花道の赤い髪を掴み……
扉に向かって走った鉄男。扉に向けてその体を
放り投げるように、

　ｶﾞｧｧｧｧｧﾝｯｯｯｯｯ！！！！！！！！

鉄「ふっ…」

宮「嘘…だろ」

花道は扉に勢いよく頭をぶつけた。血糊が扉につく。
なんと痛々しい光景だ…誰か、誰でもいい。

　早くこいつらを止めてくれ……と、俺は弱気になって
しまったその時だ……

　ｶﾞﾝｯ！ｶﾞﾝｯ！！

宮「！！…なんだ」

三「？」

体育倉庫の扉の取手が少しずつ傾いていた。
まさか、センコーが？いや、そこから出るなら鍵を
持って出るはず…

　ｶﾞｧｧﾝｯｯ！！！

　扉の取手が壊れ、ついには勢いよく扉が開いた。

宮「……に…し……」

出てきたのはスカートと茶色の長い髪の女。
花道の仲間…二科京子だった。

　京子は顔面蒼白になっていた……

京子「はな…みち？」

彼女の右指がｺｷ…と鳴る音が聞こえた。