桜木軍団の紅一点は、バスケットマンたちに迫られています。2 (ページ40)

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最後のお片付けページ40

塀を越えてきたのは、3人の男…

「そうはさせねえぜ！！」

竜と不良たちが俺たちを襲おうとした時、誰かが
塀を越えてきた。水戸率いる桜木軍団だった。

京子「洋平！大楠、チュウ！！」

「ふっふっふ！そして桜木軍団、高宮望！参上！！
とりゃあああああ！！！！」

京子「あぶな」

　巨漢の高宮が飛び込むと、京子はサッと避けた。
挙句高宮はﾄﾞｽｯｯ！と音を立てて着地に失敗…

高「ちょ、避けるなよ！！」

京子「だって高宮が1番こういうの失敗するじゃん」

高「おまえっ！酷いぞ！！」

洋「まぁまぁ、で、相手は5人か？」

京子「いや、そうでもないみたい…」

さっき京子が気絶させた男がよろっと起き上がって
きた。そして、、鉄男も起き上がり…京子と水戸の
元に…

鉄「加勢すんぜ…」

京子「あんた…」

水「ふっ、前は敵だったが…今は喧嘩仲間だな……」

京子「アタシはまだ許してないけどね」

　鉄男、京子、水戸が揃うと…もう怖いものなしという
雰囲気が漂ってきた。相変わらず京子は鉄男を睨んで
いるが、それを水戸はあやすように…

水「まぁまぁ、さ、花道とミッチーは早く行け」

　鉄男と水戸は喧嘩モードに入る。そして、
京子は俺と桜木に向けて…

京子「さ、2人とも早く…」

花「でも京子！」

三「それじゃお前が！」

言葉を遮るように俺を見て微笑む京子。
それはもう穏やかに笑って見せた。そして
煽るように竜を横目に見る。

京子「大丈夫、ちょっとお片付けしていくから…
　さ、行って！」

竜「このっ…クソ女ｧ……！」

　京子は俺と桜木の背中をトン、と押した。
俺と桜木は走った。鉄男は俺に向け、最後に…

鉄「じゃあな、スポーツマン…」

三「っ！」

その言葉を最後に、路地裏を後にして走った。