桜木軍団の紅一点は、バスケットマンたちに迫られています。2 (ページ20)

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仲直りページ20

そして翌日。アタシは重い足取り玄関を出た。
すると、隣の部屋の扉も開いた。

京子「あ」

花「あ」

運悪く、花道と玄関で会ってしまった…

京子「お、おはよ」

花「お、おう」

　いつもは元気な挨拶が返ってくるのに、今日はタジタジ…
ま、アタシもそうか。そして2人で学校に向かった。
信号が赤になった時点でアタシは口を開き……

京子「昨日……ごめんね、花道」

花「む？」

京子「三井のこと……

　花道バスケ部のことにアタシが勝手に口出すような
　ことしちゃった。おまけに、みんなの空気を悪くする
　ようなことまで…」

アタシは頭を下げて謝った。

花「いや、いいよ京子！昨日のことはもう…
　それに…ミッチーのやつまぁ、悲しんではいたけどよ。
　京子の昨日の態度を見てすげぇ練習頑張ってたぜ？」

京子「え？」

花「それに、謝るなら俺じゃなくてミッチーに謝れよ？

　結構悲しんでたぞ？」

京子「か、かなっ…？しん…え？？」

アイツが？なんで悲しむ必要がある？？
それに、花道のお願いとは言え、アタシも流石に…

京子「……アイツと話すのは…ちょっと」

花「むぅ…でも京子、もうミッチーは一昨日までの
　ミッチーとは違うぞ？」

京子「そう？」

京子「うん、この天才には及ばずとも
　いい仕事をするんだぜ？ミッチーは…」

そういえば、彩子さんが言ってた。
三井は中学MVPシューターって…それにブランクが
あるのに関わらず、花道が素直にここまで言うんだ。

京子「今日、、練習見ていい？花道」

花「！！お、おぉ！
　リョーちんもメガネくんもみんなお前を待ってんぞ！」

花道が満面の笑みで言うので、アタシは笑って答えた。

　三井に会うのは気が引けるけど、アタシはアイツの
プレイに少し、興味が湧いていた…