桜木軍団の紅一点は、バスケットマンたちに迫られています。2 (ページ11)

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ごめんページ11

アタシは結局先生に連れられ、
病院で手当してもらうことに…そして
明日から暫くバイトを休むと連絡を入れた。
嫌な顔されるかなと思ったけど、

雪「いや、京子ちゃんには頑張ってもらってるから！
こっちは大丈夫だから。頭お大事にね!」

　なんて言葉を貰った。バイト先もいい人たちばかり
で本当によかった。病院を出れば、もう外は暗い。。

　頭の包帯が気になる。
暫く頭洗えないのが1番のストレスだな…

京子「さて…帰るか」

明日は1日学校休み…帰ったら寝よう。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

そして、アパートが見えてきた。
もう夜中の21:00近くだったので、アタシは
夕飯の惣菜を買った。

京子「今日はカロリー爆弾…っと…」

朝玄関の前に、ちょこんと座ってた赤頭…花道。
頭にはアタシと同様、包帯を巻いてる。

　花道はアタシを見つけるなり、グッと大きく目を
見開いた。

花「…………ぉ、おかえり」

京子「うん、ただいま」

アタシは取り敢えず自分の部屋に花道を入れた。
折りたたみテーブルに花道の分と自分の分の麦茶を
出した。

花「あ、たま…傷大丈夫か？」

京子「うん、おかげさまで。
　でも明日は学校行けないから、バスケ部にも
　顔は出せないかな」

花「っっ……京子！」

花道は床にガンッッと頭をくっつけて、土下座の
ポーズをとる。アタシの名を呼んだ声はひどく震えていた。
アタシはびっくりして花道の肩に手を置いた。

京子「ど、どうしたの？花道…傷口開いちゃ……」

花「お、俺…約束っ…した筈なのに…！！
　喧嘩しちまって！！そんでお前にまで怪我を負わせて！

　本当にすまねぇぇｯｯｯ！！！！！」

京子「………！」

そういえば、バスケットをするならもう喧嘩はしないって
約束したんだ。一度破って宮城さんと喧嘩した時に叱って、
今度こそしないと花道と約束したのだ。

　でも、今回は…別に花道からしたわけではない。
それに、状況が状況であった為……アタシは何も
怒ることなんてなかった。

京子「もういいよ…もう、アタシは花道が無事だった
　なら、それでいいんだよ」

花「っｸﾞｽｯ…ずま"ね"ｪ……」

　花道は暫く床に頭をつけたまま、泣き続けた。
アタシも…花道を悲しませるようなことをしでかした
んだから、ぽろっと言葉に出てしまった。

京子「アタシこそ、心配かけてごめんね…」