電話と約束 ページ36
それから3日経った頃、私の端末に一件の電話が
かかってきた。仙道からだ……私は着信音を切って
京子「もしもし」
電話越しにダンディな声が聞こえてきた。
仙『あ、京子チャン？電話出てくれた〜』
見た目と声色の割におちゃめな反応が返ってきた。
仙道の言葉を無視して私は要件を聞いた。
仙『デートのことだけどさ、明日とか空いてる?
日曜で俺も練習が午前中までだから昼からになるけど』
また明日とは、唐突に出たな…まぁあの練習試合からもう
1週間は経つし、そろそろくる頃かなとアタシも予想してた
から……
京子「わかりました。アタシもバイトはないですし、
明日の13時とかどうです？」
「どうです？」じゃねーだろアタシ。
仙『おっけー、じゃあ横浜で待ち合わせようか』
京子「わかりました」
仙『いやぁ、楽しみだな明日♡』
京子「はい？」
仙『京子チャンとデート…俺めっちゃ楽しみで練習
に身が入らなかったんだよ？』
京子「はぁ……ソウデスカ」
アタシはここ最近悩んでばかりだったから…主に
アンタらバスケットマンたちのことでね……つい棒読み
で返答してしまった。
でも仙道の声色に悪気があるとは思えなかった。
何故か、不思議とね……
京子「じゃあアタシ今からバイトなのでもう切ります。
明日は13時に横浜で会いましょう」
仙『え〜！？もう？もうちょっと話そうよ……』
京子「駄目です、時間なんで…」
仙道の「えー」と言う声が聞こえたけど、アタシは
電話を切る。今日は夕方から古本屋のバイトだ……
でも、人生初の男の人とのデート(仮)か……
京子「やっぱどっかで服買ってくか…」
スカジャンを着てリュックを背負い、部屋を出た。
心の底でちょっと楽しみにしてる自分がいたなんて
思いたくなかったけど……悩むよりはいい。
さて、バイトの時間だ。
アタシはまた自慢の赤いバイクを走らせた。
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なな(プロフ) - 主さんの刺さりまくりでまじで好きですどハマりしすぎて、、😭読み進めるのが楽しみです！！！ (3月31日 22時) (
レス) @page27 id: 3ca32de087 (このIDを非表示/違反報告)
凛音 - ふぇん、好き(唐突)。更新頑張ってください！ …洋平くんとか仙道くんの絡みが見たいです(( (12月11日 23時) (レス) @page21 id: 9f1f8db22f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤星 | 作成日時：2023年12月6日 3時
