心配した ページ35
そして4限が終わって京子は職員室に呼び出された。
俺も付き添いで一緒に行った。
京子「……はぁ、うるっせぇセンコーどもだわ」
洋「よ、おかえり」
京子は「ん」と笑って手を上げた。
よかった。顔色はだいぶ良くなったみたいだ。
洋「キョーシツもどろうぜ、花道も心配してたぞ？」
京子「うん、ありがと洋平」
洋「いーって」
あんなに弱っている京子はレアものだったからな、
なんてことは塞いでおこう。途中購買でパンとお茶を
買って俺たちは教室に戻った。
花「京子！！」
ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ！！！と赤頭の大男が走って
きた。花道が両目に大粒の涙を溜めて京子に飛びつく。
洋「うぉ！？」
京子「いったー…花道？」
花「おめー、大丈夫なんか！？
授業3限ともいなかったからっ…」
ｽﾞﾋﾞｽﾞﾋﾞと鼻を啜る花道を見て京子はふっと微笑む。
京子「だいじょーぶよ、ちょっと体調悪かったけど
洋平が最後いっしょにいてくれたから」
花「なにっ？よーへーが？」
花道は俺の方を振り返る。ありゃ、京子余計なこと
言っちゃったな…俺めっちゃ睨まれてんだけど。
花「よーへー！」
洋「！？」
やばい、頭突きくるか？と思い、俺は左足を下げる。
するとガシィッと両肩を掴まれ、、
花「う、ゔぅ…ありがとなぁぁ〜！
京子のことみてくれてぇぇぇぇぇぇ！！」
洋「……………あれ、」
花道は涙と鼻水をダラダラ出して泣き崩れた。
京子のことを本当に心配してたんだな、、
花道は京子のことが好きだ…多分、色んな意味で。
本当の兄弟のように接すれば、時には無意識に恋人の
ような絡みも出てくるこの2人…それに、花道は流川と京子
が2人でいる時は必ず怒って間に入る。
そんな花道に京子と俺が2人でいるって知られた時は
頭突きを覚悟で逃げようと思ったんだが……
花「京子も、洋平に感謝するんだぞ？」
京子「うん、ていうか花道。
今日自主練は？いつもは昼休み体育館行ってるのに」
花「バカ！オメーが心配だったからそれどこじゃ
なかったんだぞーー！？」
プンスコと怒っている花道を「まぁまぁ」と宥める京子。
まぁ、取り敢えずアイツが元気になって良かったと…
心からホッとする俺だった。
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なな(プロフ) - 主さんの刺さりまくりでまじで好きですどハマりしすぎて、、😭読み進めるのが楽しみです！！！ (3月31日 22時) (
レス) @page27 id: 3ca32de087 (このIDを非表示/違反報告)
凛音 - ふぇん、好き(唐突)。更新頑張ってください！ …洋平くんとか仙道くんの絡みが見たいです(( (12月11日 23時) (レス) @page21 id: 9f1f8db22f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤星 | 作成日時：2023年12月6日 3時
