落ち着く ページ34
京子が2限も授業をサボった。
小池も体育教師たちも「二科ァァ！」と
額に青筋を浮かべて怒ってたっけな。
花「京子のやつ体調わりーんかな」
洋「…………」
花道は眉を下げて京子の机に手を置く。
洋「花道、俺四限でないって
適当に誤魔化しといて…」
花「お、おい！よーへー！」
京子が行きそうな場所を片っ端から探してみた。
化学準備室、体育館裏、その他空き教室……
そして最後に屋上……
洋「…………………あ、いた」
フェンス側のベンチにポツンと京子は座ってた。
それにしても元気がない…朝からそうだった。
洋「京子」
京子「…………」
洋「京子ちゃーん？」
京子「……よーへー」
京子は小さい声で俺の名前を呼ぶ。いつも落ち着いていて
かっこよくて、大人びてるコイツが、、今日はやけに小さく
見えた。
それはもう弱ってる子犬みたいな……
俺は京子の隣に座った。
俺とほぼ同じ背丈の京子は本当に小さく見えた。
近くでよく見たら、、男より幅が小さい肩、
制服から覗く鎖骨、赤く光る茶色の長い髪……
洋「…………/// 」
女にモテる強くてかっこいい女子…
でも俺からしたら、京子は普通の女の子だ…。
そんなこと考えてたら、京子は力がふっと抜けた
かのように……
洋「え、ちょちょ…まっ！/////// 」
ﾄｽｯ…と右肩に京子がもたれかかった。
力が抜けたような感じで……ふわっと果物の
ような甘い匂いが漂う。いつもの強気な京子は
そこにはいなかった。それを感じた瞬間、俺の
胸の鼓動は少しずつ正常に戻った。
黙ってた京子が口を開く……
京子「ごめん、暫く肩借りていい？
なんか疲れちゃって…」
洋「.……おう、いいよ
まだ時間はあるからよ」
小さい声で「ありがと」と言う京子。
何があったとはあえて聞かない…こう言う時は
黙ってそばにいてあげた方がいいんだ。
京子「はぁ…落ち着く……」
洋「っっ///////// 」
はぁ、もう……だめだ。
京子とは友達でいたいと思ってた。
京子はいつかいい人と付き合って、将来は幸せに
なって欲しい…なんて思ってたのに。。
洋「( 俺も、狙っちまっていいかな京子…)」
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なな(プロフ) - 主さんの刺さりまくりでまじで好きですどハマりしすぎて、、😭読み進めるのが楽しみです！！！ (3月31日 22時) (
レス) @page27 id: 3ca32de087 (このIDを非表示/違反報告)
凛音 - ふぇん、好き(唐突)。更新頑張ってください！ …洋平くんとか仙道くんの絡みが見たいです(( (12月11日 23時) (レス) @page21 id: 9f1f8db22f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤星 | 作成日時：2023年12月6日 3時
