名前と番号 ページ31
そして、アタシは今度こそ陵南の門を出た。
勿論、仙道も一緒に…陵南の女子からの痛い視線
を感じる。
仙「ね、ウェイトレスさん」
京子「なんですか？」
このﾆｺﾆｺした笑顔が、何を考えてるのか
わからないから怖い。アタシが最も苦手な
人種だ。
仙「名前、まだ聞いてなかったね」
京子「……本当は知ってるんじゃないの？
相田くんから聞いたんじゃないの？」
仙「君の口から聞きたいんだ」
コイツ…いつかの流川の時みたいに、
アタシは仙道を見据えて
京子「まず自分から名乗るべきじゃ？
貴方も名乗らないでアタシに話しかけてきたでしょ」
後輩の相田くんでもちゃんとできてたぞ。
仙道は納得したような顔つきで、、
仙「おっけーおっけー…ごめんごめん。
改めて、仙道彰。陵南高校2年、バスケ部。
よろしく」
京子「………二科京子。湘北高校1年」
アタシが名乗ると、仙道は大きく目を見開き、
仙「京子…いい名前だ」
京子「なによ」
仙「いや、じゃあ京子ちゃんって呼んでいい?」
京子「……別になんでもいい」
仙「ツンツンして、可愛いなぁ」
ツンツンしとるのはアンタの頭だ…
アタシはメットを被り、バイクに跨った。
仙「あっ、待って京子ちゃん」
京子「？」
仙道はスポーツバッグからメモ帳を取り出して
何かを書いていた。それをビリッと破ってアタシに
渡してきた。
仙「これ、俺の電話番号ね
今度デートするし、場所とか時間とか相談する
のに必要でしょ？」
京子「………そうしなくても貴方店に来るでしょ」
仙「あっはは！まぁね、常連だから」
仙道はアタシの手のひらにメモ紙をおいた。
これは拒否権はないな…諦めてアタシはポケットに
紙を突っ込んだ。
今回のデートの条件を飲まないと花道達にバラされる。
この男ならしかねない…偏見かもしれないけど。
仙「今夜電話してい？」
京子「…………寝てください、試合で疲れてるでしょ?」
仙「えー」
今度こそアタシはバイクのエンジンをかけ、
仙道の方を向いた。そして、今日の試合の感想を言う。
京子「試合…すごくよかった。
仙道さんがあんなにバスケ上手いなんて
驚きましたよ」
それだけ残して、バイクを走らせた。
仙「……すごく、よかった…かぁ」
耳が真っ赤になった仙道はそのまま30分ほど
地べたに座ってたとか……
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なな(プロフ) - 主さんの刺さりまくりでまじで好きですどハマりしすぎて、、😭読み進めるのが楽しみです！！！ (3月31日 22時) (
レス) @page27 id: 3ca32de087 (このIDを非表示/違反報告)
凛音 - ふぇん、好き(唐突)。更新頑張ってください！ …洋平くんとか仙道くんの絡みが見たいです(( (12月11日 23時) (レス) @page21 id: 9f1f8db22f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤星 | 作成日時：2023年12月6日 3時
