あだ名 ページ25
唯「あ、紅野副会長ー！！！」
2日目の練習が終わり、マネージャーの夏川は紅野さんを
見つけては、ブンブン手を振っていた。
梅「アンタほんと紅野さん好きね…」
唯「だってー！！」
「ｷｬｰ！」と、1人騒ぐ夏川。
そして、稲実ブースには…やっぱりいねえ。
またしてもカルロスは素振りしてたバットを持ち、
半裸で紅野さんに言い寄っている。
カ「また俺に会いに来てくれるなんて…嬉しいねぇA」
A「いや、全然違うんだけど…」
カ「まぁたまた…照れちゃって」
すると、そこにもう2人厄介な奴らが……
沢「あーっっ！紅野先輩！！」
降「こんばんは…」
A「沢村くんに降矢くん…お疲れ様」
カ「あり」
抱きつこうとするカルロスをｽｲｯと避け、2人の後輩に
挨拶を交わす。
沢「この間はお世話になりやしたっっ！！」
降「((ﾍﾟｺｯ」
A「え？なに……あー、テスト？御幸から聞いたよ、
2人ともほんとにベスト順位取るなんて」
沢「A御前のおかげっす！！」
御「は？」
A「ご、御前？」
すると沢村は瞳の中に炎を宿し、熱く語り始める。
沢「昨日のあのハイキック……女子高生とは思えないほどの
素早さと力量！感動いたしやした！！夏川先輩から聞いたんス
けど……ストーカー野郎数人を1人で粉々にしたって！！！」
ｼｭｯｼｭｯと澤村はエアーボクシングをしていた。
それにしても…A御前……なんかしっくりくるわwwww
A「な、夏川さん何話したの…」
唯「副会長自慢話ですよ！」
ﾃﾍｯ！っと可愛いポーズを取って誤魔化そうとするけど、
紅野さんはため息を吐いた。
沢「昨日も自身を守るために不埒な輩に蹴りを食らわせた時
はおれ、俺っ！！！！」
A「ちょ、沢村くん！！/////// 」
《不埒な輩》という言葉にカルロスの眉はﾋﾟｸｯと動く。
カ「おい、誰が不埒な輩だって？？」
御「まぁ、言えてるわな」
白「確かに」
沢村とAは2人の完全に世界に入っていた。
カルロスの2人に対する視線というと…まぁ、察してくれ。
A「でも、御前はやめて…」
沢「え？じゃあ、お嬢！！」
A「それも嫌…」
沢「えぇっ！？」
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作者名：赤星 | 作成日時：2022年6月20日 4時
