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朝の生徒会室 ページ22

A「はぁ……」


もう、最悪。なんであんな……大勢の前で/////////


 今日も生徒会の仕事で登校する。今年は特に忙しいらしい
ので、補修期間も使わないと企画を完璧に仕上げられるか。

 気づけばもう青道の校門…すると野球部のグラウンドから
金属バットがボールに当たる音と、選手の掛け声が聞こえる。



A「野球部も張り切ってる…」


私も頑張らないとな、いつの間にか走って生徒会室に
向かっていた。












 生徒会室は3階にある。デスクワークが多いため、椅子は校長先生が座ってるような黒い皮のふっかふかのやつ。


「おはよー、Aちゃん」


A「おはよ、会長」


メガネをかけた一つ結びの女子生徒。私と違って明るく
笑った笑顔が可愛い女の子。ちなみに弓道部副主将。


会「なんか、疲れ切ってるねぇ」

A「疲れたわ、この仕事量もだけど。それだけじゃない…」

会「へぇ?あ、もしかして。例のあの色男くん?」

A「えっ、なんで…」



会長はニシシッと笑ってこちらをみる。


会「みんな気づかないと思ってたぁ?もう生徒会でも
有名だよ〜?我らの大和撫子が、褐色ナイスガイに言い
寄られてるって」

A「や、やま…」

会「Aちゃんさ、男受けより女の子受けの方がいいじゃん?
あんな一途に思って毎週月曜に会いに来てくれるって心底
嬉しいんじゃない?」

A「でも…」

会「でも?」


A「私、昨日までお互いの名前知らなかったし…」

会「は?ええぇ!?そうなの!」


会長は椅子が倒れるくらいの勢いで立ち上がった。


会「って、なんで昨日?」

A「昨日から稲白実業高校の野球部と合同合宿やってる
でしょ?そこで会ったの、そしたら名前聞かれて…」

会「へぇ〜?で、その彼の名前は?」


A「神谷…カルロス……俊樹…だったかな」

会「えぇ!あのカルロス!?彼凄い有名じゃん!!
うちの学校でも女子が話題にしてるよ??プロにも声かかる
くらいの実力だし、優良物件じゃん!」

A「はぁ…そういう理由で付き合うのは私の主義に
合わないの」

会「まぁ、アンタならそういうよねwww」

A「はぁ、昨日もいきなり抱きつかれて後頭部蹴っちゃったし
私も悪いことしたなって思うけど」

会「あ、アンタも容赦しないね…今頃頭にこぶでもできてん
じゃない?カルロス…」


A「なっ!そんな力強くは!!」


……………………………………………………やったかも

謝りたくて…→←男たちの夜話2



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作者名:赤星 | 作成日時:2022年6月20日 4時

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