男たちの夜話2 ページ21
カルロスの話はかれこれ30分くらい続いた。
(※ きっかけ参照)
倉「なるほど…そこで紅野に一目惚れしたってわけか」
白「あの時のカルロス、一晩中腕の絆創膏眺めてた」
成「しかも練習にも打ち込めなくてグラウンド走らされて
たんだよね!」
鳴が太腿を叩きながらケタケタと愉快に笑っていた。
御「しっかし、一途だなぁお前が1年も紅野さんのこと
想ってるなんて……」
倉「あー、1番遊んでそうな奴がよ」
御「それお前に言われたくねーwwww」
倉「あ”ぁ!?」
成「そうそう!カルロ以前まで年上好きだったんだよね!」
白「うん、ベッドの下に年上もののグラビアの雑誌あった」
カ「おい、勝手に覗くな…。そんなんもう捨てた。
今はもうAオンリーワンだからな」
バチンッ☆とウインクするけど、いい加減服着ろよ……
というか……
御「カルロス、お前いつのまに紅野さんと名前で呼び合う
仲になれたんだな…」
カ「いや、俺がAって呼んで、まだ向こうは……あれ?」
倉「まだ進展なしか…」
成「いやいや、進展もなにも…最後回し蹴り喰らったじゃん」
白「俺はスカッとした」
成・倉「「え?」」
白河がニタッと笑って何か言ってたけど、そこは置いておこう。
カ「なぁ、Aは…明日も来るかな」
御「カルロス」
カルロスもこんな顔するんだな……
倉「どうだったかな、御幸お前隣の席だろなんか聞いてるか」
カ「は?あの子の隣の席??」
やめろ倉持!!カルロスの視線がめっちゃ痛いんだよ!!
御「来るんじゃねーか?体育祭や学祭の企画とかで忙しい
と思うし、生徒会は休みの日もしょっちゅう学校来てたろ?」
倉「あ、たしかにwwwwどうだ、明日はいっちょ連絡先を
交換してみるとか!」
成「あはははっ!でもまた振られるだけだって〜!!」
軽快に笑う倉持と鳴を横目に、片方では何故かゴゴゴゴ
という後ろに炎が見えるようなカルロスの姿が目に映った。
御「はぁ…明日も紅野さん危ねぇな」
白「だね」
唯一、白河だけ今の心が通じ合うようだ……
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作者名:赤星 | 作成日時:2022年6月20日 4時