2人だけ ページ6
(⚠️百合表現あるので、自衛を頼みます。
ちょっとしんどい方バックオフ願います。)
SJ
都心から離れた森深い場所。
それでも鬱蒼としてるわけではなくて、
木洩れ陽が草花を明るく照らして、どこか神聖ささえも感じられる場所。
誰の気配も誰の視線も感じなくて、ただ息をすることだけを許すような静寂が続く。
久しぶりに生きやすさを感じる空間に、
「お嬢さん」
ふいに誰かを呼ぶ声が響く。
「ねぇねぇ、お嬢さん」
誰の声かなんてすぐわかってしまって、
その声が私を呼んでいることもすぐに。
「なぁに、オンニ」
その声に振り向くと、そこには黒髪をたなびかせる愛い人がいて。
その人は私の方にゆっくりと近寄ってきては笑みを浮かべながら、
「ねぇ、お嬢さん。
また何も言わずに出かけちゃったの？」
「声かけるの忘れちゃってた」
「もう、」
長い睫毛に囲われた瞳を少し細めて、私を咎めるの。
「でもね、」
そう言いながら合っていた視線が少し下に向かい、
私の頬を撫でながら、
「お嬢さんが追いかけっこ好きなの、私知ってるの。
だから、お嬢さんがどこに逃げたとしたって私が見つけてあげる。
ずっと一緒にいてあげる。
…そしたら、さみしくないでしょ？
私もスジニも。」
まるで縋っているかのように、
でも確かに同意を求めている。
ドロドロの執着。
重くのしかかる愛情。
目の前の愛い人が私の中に誰かを夢見てることなんて、もうわかってる。
でも、もういいの。
オンニが愛してくれるなら、生きていられるならそれで。
だってそうじゃないと、
この人がいないと私立っていられないもの。
この首が絞まるような、
窮屈な心の締め付けが私を生きやすくするの。
「っ」
下を向いたままの唇を掬うように口付けをする。
唇が離れる、湿った音が空気を割った。
その流れで首に腕を巻きつけ、耳元でさっきの問いへの答えを呟く。
「나는 네 거야.」
(私はあなたのものだし、)
「그리고, 너는 내 거야. 」
(あなたは私のものだもの)
「그래서, 이제 아무데도 못 가.」
(だから、もうどこにも行けないよ)
すると私の愛い人は抱きしめ返してくれて、
私の首筋に口付けをしてくれるの。
それは心地よい痛みを伴って、紅黒い痕を残して離れていく。
おかしいと思われてもいいじゃない。
今だけは2人の世界。
誰も見てないもの。
・
すみません、また書きます
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ただの????です(プロフ) - ぱんまん。さん» 幾らでも待ちます！！学校楽しんでください！ (5月7日 15時) (
レス) id: e69af3f6e5 (このIDを非表示/違反報告)
ぱんまん。(プロフ) - ただの????ですさん» コメント嬉しいです☺️ありがとうございます！楽しんで読んでいただけているようで嬉しいです！次の更新は学校生活の関係で約1ヶ月半後になってしまうのですが、それまで待っていただけると幸いです。 (5月7日 14時) (レス) id: cf5b081365 (このIDを非表示/違反報告)
ただの????です(プロフ) - 凄く好きです！！うめでぃあだと数少ないアイドゥルの作品を発見し叫びそうです！！！ (5月6日 16時) (レス) @page7 id: e69af3f6e5 (このIDを非表示/違反報告)
ぱんまん。(プロフ) - さくさくさん» コメントありがとうございます！更新ペース激遅なのに、お読みいただけて感謝しかないです😭これからもよろしくお願いします！もしなにかリクエストなどあればいつでもお待ちしております🙇🏼♀️ (11月24日 2時) (レス) id: cf5b081365 (このIDを非表示/違反報告)
さくさく - この作品、すごく大好きでいつも楽しく拝見しています💕 (11月23日 12時) (レス) id: 8125d01b3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱんまん。 | 作成日時：2023年11月18日 20時
