問答打たちの秘匿事項 (ページ24)

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fkr×kwmr（）別れ話にはご注意をページ24

※なんでも許せる人向け
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福良side

河村「もう終わりにしよう」

いつも通り、キスをして手を繋ぐだけの初心な行為の終わり目に河村は言った。

福良「終わりにするって何を？」

答えが分かりきっている問いをするのは君という存在を忘れたくないからで。

河村「分かってるでしょ？皆まで言わせないでよ」

福良「嫌だなぁ、わかんないから聞いてるんじゃん」

福良「あ、そうだ、次のデートには映画でも見ようよ」

河村の横を通り過ぎながら次会った時にやりたいことを指を丁寧に1本ずつ折りながら列挙していく。

すると腕をガシッと掴まれ、無理矢理目を合わせられる。

そんな強引な行動にビックリしていると河村がどこか悲しそうな顔をしながら声を荒らげた。

河村「もう僕達終わりなの！これ以上続かないよ！」

そうして1番聞きたくなかった言葉を1番言って欲しくなかった人の口から放たれた。

河村「別れようよ」

そこからの展開は早かった。
今まであげたものを返され…まぁ、全部持ってるってことは今日別れるつもりで会ったんだろう。

最後に合鍵を渡され、部屋を出て行かれそうになった。

慌てて扉の前に立ち、焦れるほどゆっくりと言った。

福良「…わかった。河村の気持ちを尊重したいから別れるのには同意するけど、見てもらいたいものがあるの。お願い」

真剣な眼差しを向けて言うとわかったよと肩を落としながら言われた。