〈後編〉 ページ6
第4話後編です。
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──ガチャ
ベッドに横たわるようにマサイが寝ていることに気づいたシルクは、彼を起こさぬよう、そっとドアを開けた。
そして足音を立てずにマサイの眠るベッドへと歩み寄った。
掛け布団をめくり、マサイの隣に潜り込んだシルクは、彼が少し動いたことに気がついた。
「──さっきまで動画、編集してたの？」
シ「えっ…」
マ「お前が来るまで起きてようと思ったんだけど、遅すぎ。俺言ったよな、この前。あんまり遅くまでやるなよって」
シ「っあ、ごめん…。で、でも！俺なら大丈夫だし！全然しんどくもないから！」
その言葉を聞いたマサイは、ばっとシルクの方を向き、寝転んだまま彼をぎゅうっと抱きしめて言った。
マ「それでもっ、お前が大丈夫でも、俺が大丈夫じゃないんだ！心配なんだよ……っ」
どうやら先ほどのシルクの発言はマサイの反感を買ったようだ。
シ「……うん、分かったよ。お前の気持ちは嫌というほど感じたから」
マ「シルク……。そうか、ならこれからはもう夜遅くまでしないってこと──」
シ「いや、それはやめねぇ」
マ「いや、なんでだよっ！今の流れ明らかにやめる感じだったろ？！」
マサイの言葉を遮って言い切ったシルクは、ししっと口角を上げ、まるでイタズラをした子供のように笑っていた。
どうやら、そこだけは曲げたくないようだ。
マサイはそんなシルクの反応に、もうどうしようもないというふうに諦めて笑った。
マ「まぁ、それでもいいよ。お前がいなくならないなら」
シ「俺がいなくなるわけねーだろぉ」
「俺は、ずーっとお前の隣にいるよ」
そう言ってシルクはマサイの胸に顔をうずめた。
マサイはそんなシルクの姿を見て、幸せそうに微笑んだ。
今日も2人は平和だ。
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なんか書いてて思ったんやけど、作者が書いてる話、出てくる2人だいたいハグしてる、ような……。
ま、気のせいですかね(
評価の方、お願いします🙏
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作者名：リオ | 作成日時：2023年2月14日 18時
