Fischer's BL短編集 (ページ4)

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第３話愛される桃色の話ページ4

今回は、モトキ愛されのお話です。

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突然だが、現在、Fischer'sの既婚者組とモトキを除く3人のメンバーはモトキに恋をしている。

そしてみんな、誰がモトキを手に入れるのか争っていた──モトキにバレないように。

撮影終わり、企画で使った道具の片付けをしていたモトキの背後に誰かが忍び寄った。

「──わっ！！」

その大きな声に驚いたモトキは、ピクリと肩を震わせた。
今までならそこまで驚くこともなかったが、最近は感情が豊かになったようだ。

そんなモトキを見て笑う、彼を驚かせた張本人は安定のダーマだった。

モ「もぉ〜、びっくりしたじゃん！」

ダ「へへっ」

そこには、いかにも2人だけの世界──といった空気が漂っていた。

そしてダーマを睨む男が2人。

シルクとマサイだ。

2人ともモトキに恋をしているせいか、彼に対して堂々と近づけないのだ。

もちろん、普段はそのような素振りは見せないが。

今日だけは、勇気を出してアイツのところへ行ってみようか──そう思った矢先のこと。

『なあ、モトキ……っは、なんだよ』

シルクとマサイの声が重なり、2人とも同じようにモトキの腕を掴んでいた。

モ「え…っと、2人ともどうしたの…？」

困ったようにそう訊いたモトキの眉は少し下がっていた。

『あ、いや……、その…』

彼の腕を掴んだまま戸惑う2人と、困っているモトキ。
そんな3人の空気を壊すように割り入ったのはダーマだった。

彼は、まるで「モトキは俺のだ」とでも言うようにモトキの後ろに回って彼を抱きしめた。

その瞬間、シルクとマサイ、ダーマの視線がかち合った。
3人の間にピリッと何かが走る。

モ「ちょ、ちょっと…ねぇ、3人とも変だよ。なんで俺らこんなにくっついてるわけ？」

『モトキ』

モ「は、はいっ」

『お前は、誰を選ぶわけ？』

﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍

やっと、モトキの取り合い話が書けました！

っていうか、最後のセリフ、モトキが3人の中の誰かを選ぶって決まった訳でもないのに笑

やっぱりモトキは総受けって感じがするので、モトキ贔屓で話を投稿することになると思います。！