�� ページ11
やっと終わります！
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──ガチャ
照明はついたままだ。
まだシルクがいるかもしれないと淡い期待を寄せるモトキは寝室へと向かった。
ドアの前に立つと、ドア越しに誰かの泣き声が聞こえた。
モ「シルク……？ 開けるよ？」
ドアを開けると壁にもたれて座るシルクの姿が見えた。
彼は、泣いていた。
モ(泣き声の正体は、シルクだったのか……)
「……シルク、ごめんね。俺シルクの話なんも聞かずに出てっちゃったね」
シ「……っなんで、お前が謝んだよぉっ…」
モ「…もし仮にシルクの浮気が事実だったとしても、多分そうさせたのは俺だから」
「俺さ、シルクが初めてなんだよ。付き合ったの。だからどんなふうに接すればいいかわかんないし、スキンシップもあんまとれなくてさ……。だから、なんだよね？ シルクがあの子と一緒にいたのって」
シ「……っそうだよ。俺っ、寂しかったんだよ。告白してやっとモトキと付き合えたのに、お前今までとなんも変わんねぇし……。別に俺の事好きでもなんでもねぇんじゃねえかって」
いつの間にかシルクは泣き止んでいた。
そして彼は続けて言った。
シ「でも俺が浮気したのは事実だし、お前を裏切ったのも本当だ。だから罵倒するなり、殴るなり、何でもして構わねぇ。でも、そのかわり、俺ともう一度、最初からやり直して欲しい。」
モトキは目を見開いた。
てっきり、もうこれでおしまいだと、ただの友達に戻るものだと思っていたから。
「わがままでごめん」と謝るシルクにモトキは目いっぱい抱きついた。
モ「もういいよ、シルク。謝らなくていい。今回の件はお互い様だから、もっい最初からやり直そう」
シ「モトキ……」
モ「だからさ、今日はたくさん愛してよ」
シ「！ でもいいのか？ お前…」
モ「いいの！ 好きな人となら、幸せだから」
月明かりが照らす寝室で、2人の影が重なった。
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シルクの変わりようがエグい……笑
なんか作者の書く話でシルク出てくるやつ、だいたいシルク攻めなのに弱い一面持ってんねんな〜
それも趣味です(
第6話 番外編 コムドットのリーダーと赤色の話〈前編〉→←��
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作者名：リオ | 作成日時：2023年2月14日 18時
