刀剣乱舞？残念！文ストの世界です！パート2 (ページ19)

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※ ページ19

お遊戯という名も、絶対に勝てないゲェム...

ルーシー「一応お断りしておきますけど部屋の中では暴力は禁止よ、この部屋の中にあるものは傷つけたり壊したりできないようになってますから、さあ！準備はよろしくて？」

谷崎くんが鍵を手に取った

谷崎「あぁ」

ルーシー「レディー……GO！」

ﾊﾞﾂｯ

あ～あ...

谷崎「！」

谷崎くんが捕まった…

ルーシー「ひとりめ捕まえた☆」

中島(速い！)

谷崎くんはナオミちゃん達が捕まっていたドアから出てくる無数の手に捕まれて引きずり込まれていった

ルーシー「またお友達が増えちゃったわ！嬉しいわねアン！なあに？まだ欲しいの？それじゃあ…」

ルーシーさんの目が敦くんを捕らえる

中島「！」

アンが敦くんを追いかけるも敦くんは足を虎化させて逃げ回ると、それを一緒に見ていた

ルーシー「すごいすごい猿業師みたい！もっと見たいわ！」ﾊﾟｧｧｧｧ

あぁ、一番自分と合わないタイプだ...

ルーシー「何て力強くて便利な異能なんでしょう。さぞ幼少のときから皆にちやほやされたに違いないわ」

中島「…」

ルーシー「貴方、元孤児なのですってね？あたしも孤児院育ちなの、とても寒い所よ。凍ったみたいな水で一日雑巾がけをしたあとは何日も指の痛みが取れなかったわ…」

やっぱり、闇深い子は好かないな...

慣れちゃえば別なんだけど

ルーシー「それにあたしの異能はこんなだから皆から気味悪がられちゃって」

そういいながらルーシーさんはアンのことを撫でている

ルーシー「貴方が拐われたとき、探偵社は必死に探したそうね、素敵だわ、きっと貴方が良い異能を持ってるからね」

中島「僕は...」

ルーシー「あたしも異能を買われて組合に拾われたの、けど組合は失敗を許さないわ」

敦くんの言葉を遮って言葉を続ける

ルーシー「今回の作戦をしくじったら汚れた紙ナプキンのように捨てられる、そしたらまた独りよ。そんなのって信じられる？」

すると、問うように言った

ルーシー「ねぇ、なぜ貴方なの？なぜあたしではないの不公平よ、貴方もあたしの気持ちを思い知るべきだわ、この部屋の中で永遠にね！」

そして、再びアンの手が敦くんに迫っていく

中島(あのドアに鍵を挿すしか勝つ方法はない…！)

敦くんは近くにあったプレゼントよ箱をおもいっきりひっくり返し、その隙を狙ってドアまでたどり着いた

ルーシー「！」

中島「よし」