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ラギーくんに契約書を運んでいるのをバレないように私が隠しながら外に運んだ
勿論、金庫の鍵を閉まって
数分後......
レオナくんがようやくやってきた
レオナ「本当に邪魔をしないとは...な?」
太宰「疑い深いねぇ.....言っただろ。Aちゃんに逆らうつもりはないと」
ラギー「Aちゃん。大の大人が逆らわないってどれだけ強いんスか...」
太宰「彼女は強いよ。本当に......」
昔よりずっとね...
ラギー「......にしても、この契約書の量すごいッスね。5、600枚はありそう」
レオナ「フン。この学園に入るずっと前から悪徳契約を繰り返してコツコツ溜め込んでたんだろうぜ。これで契約書はVIPルームの外に持ち出せた。後は......【俺こそが飢え、俺こそ乾き。お前から明日を奪うもの______】」
アズール「待ちなさい!!」
随分と早いねぇ...
レオナ「.........おっと、もうおでましか。それ以上こっちに近づくなよ。契約書がどうなっても知らないぜ」
アズール「か、返してください......返してください!」
レオナ「おいおい、少しは取り繕えよをおすましごっこはもうやめたのか?その慌てぶりを見るに、アイツの予想は当たって......いや、アイツは″始めから″分かっていたらしいな」
アズール「なん......だって?」
太宰「まぁ、Aちゃんならそのぐらいで出来て当然だね」
アズール「Aさんが......!?なぜだ、なぜあいつは僕の邪魔ばかりしてくる!?イソギンチャクから解放したってアイツには何の特もないだろう!?」
レオナ「それについては、俺も同意だな」
太宰「ああ......それに関してなんだけど......彼女は学園長に頼まれていなかったらやってなかったと思うよ」
アズール「それと何が関係しているんだ!?」
太宰「それば彼女はこの世界に来てしまったことから始まってる。私達とは違いAちゃんは鏡で自分の世界に戻れない。ここで、衣食住そして学園まで通わせてくれているのは学園長だ。彼女の特徴としてその人を信用してようがしてないようが一応、お世話になってる人だからね」
アズール「それだけで...?」
太宰「いや、それだけじゃないよ。ところで...なんでアズールくん。なんで彼女を楽観視しているんだい?」
アズール「なんでって......彼女は学生として動いているのでただの人間ですよ。それが何なんですか」
太宰「それは......そうか...」
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志師(プロフ) - 紅葉さん» だいぶ出すのを長引かせてしまいました......喜んでいただけて嬉しいです! (2021年2月20日 6時) (レス) id: 83021253fe (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - し…新双黒だあああっ!!!も…もう本当に有難うござ…バタッ(死亡) (2021年2月19日 23時) (レス) id: 12a91dd005 (このIDを非表示/違反報告)
志師(プロフ) - MYさん» ありがとうございます! (2021年2月13日 21時) (レス) id: 83021253fe (このIDを非表示/違反報告)
MY - 最高! (2021年2月13日 21時) (レス) id: 5e3e28e2f7 (このIDを非表示/違反報告)
志師(プロフ) - ルンバさん» ありがとうございます!!! (2021年1月27日 6時) (レス) id: 83021253fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:つつず | 作成日時:2021年1月9日 20時