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それにキラキラして目がやられそう......
サングラス持ってくればよかったか?←
ジェイド「ああ......やはり。近くで見ると一層素晴らしい」
嘘だろ。ジェイド、本気か?
こっちは死にそうなのに?←
ジェイド「カリムさん、この鮮やかなピーコックグリーンの反物は?」
カリム「それは絹で織られたものだな。王族は王族としか結婚できないって法を改正してスラム育ちの平民の男と結婚した姫さんがいて、その姫さんがよく着てた色なんだ」
A「落ち着いた色をしていますね......」
カリム「だろ!あ、Aに似合いそうだな!服にして着てみるか?」
ギョッエ!?
A「無理無理!!そんな高いの服にするなんて!」
カリム「あはは、そんなに断らなくても!熱砂の国でその色は男女共にすごく人気がある」
ひぇ......
ジェイド「素晴らしい、人間の世界に興味深々な人魚姫が見たら全部欲しくなってしまいそうな宝物ばかり。これだけの宝物、きっと管理も大変でしょう?」
カリム「管理はジャミルに任せきりなんだ。たまに虫干しもしてくれる」
ジェイド「ジャミルさんは本当に有能な補佐官でらっしゃいますね。アズールも褒めていました」
カリム「へへ、そうだろ?アイツはすごいヤツなんだ。オレに魔法や勉強を教えてくれたのもジャミルでさ。家庭教師なんかより、ずっと教え方が上手くて。あ、ダンスもすげー上手いんだぜ。なんでか、あんまり人前で踊らないけど......」
ジェイド「......そんなに有能なジャミルさんは、今の貴方についてなにも仰らないのですか?」
カリム「え?」
あっ、本題だ......
A「長期休暇だというのに寮生を実家に帰さず毎日厳しい特訓を強いている。普段のアジームくんからは、想像も出来ない行動ですよ」
カリム「うーん......それは......」
悩むのか......
カリム「オレたちには特訓が必要だったから、かなぁ......?」
A「なんで疑問形なんですか......」
ジェイド「そうですよ。ご自分の決定でしょう。何故疑問形なんです?」
カリム「そうなんだよな。オレが決めてるはず、なんだけど......。最近、よくボーッとしちまうんだ......」
A「それって......」
精神魔法じゃあ......?
ジェイド「......それは何故です?」
カリム「ジャミルがいうには、2年生で寮長になった忙しさで、疲れているからだろうって」
ジェイド「......ほう?」
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志師(プロフ) - なっつぁんさん» ありがとうございます。文才って言われると照れてしてしまいます(*/∀\*)更新がんばります! (2021年6月5日 19時) (レス) id: acb69389f3 (このIDを非表示/違反報告)
なっつぁん - え、まって好き(唐突の告白)作者様の文才を褒め称えたいです( ・_・)ジー 更新待ってます!ガンバレー!! (2021年6月5日 14時) (レス) id: 98a70de313 (このIDを非表示/違反報告)
志師(プロフ) - ダイヤさん» 本当だ。教えていただきありがとうございます! (2021年3月9日 7時) (レス) id: acb69389f3 (このIDを非表示/違反報告)
ダイヤ(プロフ) - 74の主人公が最後に喋ったところパイパーになってますよー (2021年3月9日 7時) (レス) id: 5d88188efd (このIDを非表示/違反報告)
志師(プロフ) - ララーサさん» 楽しんでいただけてよかったです! (2020年11月22日 22時) (レス) id: 83021253fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:つつず | 作成日時:2020年9月18日 12時